#23 ページ23
・
結星｢なに頼まれたの？｣
『えーっと、卵と小麦粉とあと冷凍食品いろいろ』
結星｢いろいろって不安しかないんだけど｣
『まあそこは勘とノリで』
結星｢ちゃんと聞いてこいよ｣
入店早々文句ばっかの長瀬を放って、
ズンズン中に進んでいったら、ごめんってー、なんていつもの様に笑いながら着いてくる。
結星｢なあ、｣
『なに』
結星｢めっちゃ気になってたこと聞いてもいい？｣
『うん』
結星｢お前好きなやつとかいる？｣
『いにゃば』
結星｢いやそういう好きじゃなくて｣
『なに、どういう好きを求めてんの』
結星｢いや、だから、推しとかじゃない方の好き｣
『んーー、わかんない』
期待していた返答じゃなかったのか、なんだよ。ってちょっとムスッとしてしまった長瀬。なんだよはこっちだわ。
『長瀬は？』
結星｢、え？｣
『彩葉先輩とどうなの？』
結星｢はあ、…またそれかよ｣
『いきなり弱々しくなるじゃんおもろい』
結星｢言っとくけど、好きじゃねえから先輩のこと。｣
『つまんないから嘘でも好きって言っときな？』
結星｢本命に失礼だわ。｣
そう笑ったあと、立場が逆転したように
私を置いて進んでいく長瀬。
素直に本命ちゃん教えてくれたらいいのに。
あいつ割と制服似合うんだなあなんて思いながら背中を見てたら
結星｢え、！昨日ぶり！！笑｣
｢お前どんだけ会うんだよほんと笑｣
結星｢嬉しいくせにー！！｣
聞き馴染みのある声。
またまた嫌な予感がしました。
｢あれ、1人？｣
結星｢いや、2人で来てます。｣
そう言った長瀬に目を向けたら、
奥にいた人とも必然的にパッと目が合ってしまう。
湧｢Aちゃんやーー！！！｣
『あ、どうも 〜…、』
颯太｢…やっほー、Aちゃん。｣
『やっほーです、』
昨日は、一言もってくらい話してないうっちーさん。
スタイルがいいから、昨日の私服も勿論だけど、いつも着てるであろう制服姿も凄く絵になる。
湧｢文化祭の買い出し？｣
『、そうです。』
結星｢湧先輩達もっすか？｣
湧｢うん、買い出し。｣
学校まで一緒に帰ろうぜー。って当たり前のように呟いて、
さあ何奢ってもらおっかなー！って上機嫌のまま長瀬と肩を組んでどこかに行ってしまった湧先輩。
取り残されたうっちーさんとわたし。
颯太｢2人になっちゃった｣
『そうですね、。』
颯太｢適当に待っとくか｣
『、ですね。』
昨日の何倍も気まずいわ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 339人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れもん - ほんとにキュンキュンします！内村くん推しだけど中心がこの4人なのがめっちゃいい (2022年2月1日 22時) (
レス) id: eaa0d4e4f3 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - はなさん» うわほんとだ忘れてました！泣 有難うございます助かります、、！ (2022年1月18日 18時) (レス) id: b7e30f4e3f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月18日 14時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
すだち - 内村くん、稲葉くん推しには嬉しいです！これからの進展が気になります！！ (2021年10月10日 7時) (レス) @page9 id: b7051ae7d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なそそ
| 作成日時：2021年9月6日 20時
