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プロローグ ページ3
小さい頃から檻の中にいた。鬼子なんだと言われて。
だから、私の世界は檻の中が全てだった。みんなが知ってることもわたしは、知らない。
みんなが知っている鬼子がなんなのか私は、知らなかった
。
そんな私には兄がいた。正義感の強い優しい兄が。毎日楽しい話をしてくれた。
でも私が兄と話した最後の日は、私の誕生日で数少ない幸せの時間だった。
幸せが私の手から消えていった。
そして幸せな日が兄の死んだ日になった。兄は、私の前で首を切られて死んだ。
切られた首は、その日からずっとそこにあり続けた。
いくら呼んでも声は、しない。
私は、死を知らなかった。
兄が生きていると思ってた。首しかないのに。
幸せを願う私達に神様は、意地悪だった。
村の人が神様は、皆を愛しているといっていた。大好きな兄も。
それなのに私を愛しては、くれなかっ
た。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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