僕達の妹☆BROTHERS CONFLICT

急展開 ページ11

美和「…………りお……もしかして……」



ウィーーン

手術室のドアが開いた


美和「Aは…？Aは、大丈夫なん ですか⁉⁉」

医者「………ご家族の方は
一度、部屋に来てください」

美和「……えっ……」


美和の目から大粒の涙が落ちる……


棗「……お母さん…まだ、何にもわかんないじゃないか…‼さぁ……行こう……
先生、わざわざありがとうございました」


棗は保育園の先生にお礼をする


先生「いえ……電話、お願いします……」

棗「わかりました……」


…………………


美和と棗は、医者に連れられ
別の部屋に向かった



棗「お母さん……雅兄や京兄にも電話しないと………いやっ……俺がしとく……」

美和「棗……ごめんね……ありがと……」

棗「おう………」


……………………

……………………


医者「お母さん……Aちゃんは……
失明する可能性が高いです…」

美和「………………」

医者「そして、階段から落ちた時に
脳震盪を起こし、慢性硬膜下血腫という
ものに合併しました」

棗「………それは………」

医者「嘔吐したり、片方の足がしびれたり、
片麻痺といって、コップや箸を急に
落としたりする、症状がでます」


美和「…………そんな……」


美和は、その場で泣き崩れた……

その姿を見て、棗は涙をぐっとこらえた




棗「その病気は…治らないんですか…？」

医者「Aちゃんの場合……
血管に大きな影響を及ぼしたので……

余命……6ヶ月です……」


……………当然の余命宣言…


棗「そ、そんな…………‼うそだろ……」

医者「最高でも…1年です…」




美和「………私が…Aのこと…
様子がおかしかったのは気づいてたのに…もっと…早く病院で目を見てもらえば…」

棗「お母さんのせいじゃないよ………」



医者「……失明の可能性は、十分高いですが、
治療が、成功すれば、失明だけは
防げます」

棗「……だけは…か……
いや…先生…‼どうか、失明だは…‼」

医者「私達も全力を尽くします」

………………………


………………………


Aの急な余命宣言…

朝日奈家は、いったい…どうなるのか……


☆病気の症状は架空もまじってます
ご了承ください

家族……→←悲劇…

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