体質15 ページ15
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「オラ、そんなとこ突っ立ってねーでこっち来いや。」
腕を引っ張られ、路地裏へと連れて行かれる。
いやだ、怖い、やだ。
「や、だ、」
「あぁ？ちっせェ声だな、聞こえねーよ。」
どんどん路地裏の奥の方へと連れて行かれる。
やだ。こんなところで、こんな人達に初めてなんか奪われたくない。
逃げなきゃ。
足に力を入れて立ち止まる。
私が抵抗しようとしてる意思に気付いたのか、私の腕を掴むその人は舌打ちをした。
「面倒くせーな、抵抗してンじゃねーよ。」
私の腕に力を込めて捻りあげ、睨んできた。
痛い。怖い。
堪えていた涙がついに零れてしまった。
なんで私ばっかりこんな目に合うの。
何にも悪いことしてないのに。
ただ普通に生きていたいだけなのに。
「ははッ。怯えて泣いてンのか、かわいいなぁねーちゃんよぉ。」
「大丈夫だよ、ねーちゃんが大人しくしてりゃ何もいてーことなんかねェからよぉ。」
ゲラゲラと汚い声で笑われる。
けど、今の私は、その汚い笑い声さえも怖い。
自分の目からぼろぼろと涙が溢れていくのが分かる。
「さーて、まずは俺からかな。」
「はぁ？ずりーな、この女捕らえてやってんだから俺からだろ。」
「喧嘩すンなよ、コイツが抵抗しなくなったら皆でヤればいいだろ。」
私の人権なんてまるでないみたいに目の前で順番を決めている。
順番決めに参加せず、私の体を舐め回すように見つめる人も居た。
すると、一人が私の制服に手を掛けてきた。
「い、や……っ！」
「大人しくしてろ、この
ついには両手を拘束された。
やだ。こんなの、やだよ。
お願い、だれか助けて。
三橋さんと、伊藤さんだ。
その二人と運が良いのか悪いのか、私は目が合った。
こんな私が、貴方達に
調子いいことを言ってもいいなら。
お願い、助けて。
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ぽちこ(プロフ) - あの話はかなり初期の頃だった記憶があります（西森先生の描き方が）相良君との絡みも楽しみにしています(^^) (2019年1月24日 20時) (携帯から) (
レス) id: 1eeed30fc4 (このIDを非表示/違反報告)
なしは(プロフ) - ぽちこさん» コメントありがとうございます！強盗の回は本当にお気に入りで、どう絡ませようか悩むことが楽しかったです(*´∀｀笑) もう少しでパート2に移行しますが、続編でもどうぞよろしくお願いします(*^_^*) (2019年1月24日 13時) (レス) id: 7e481143a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちこ(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただいてます(^^)
強盗のくだりは原作で読みましたが面白いですよね。
お話の更新をお待ちしております(^_^)v (2019年1月22日 23時) (携帯から) (レス) id: 1eeed30fc4 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - なしはさん» カッパが似すぎてて面白いですよねw頑張ってください！ (2019年1月15日 3時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
なしは(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» コメントありがとうございます！そうなんです、強盗の話は伊藤が少し可哀想なのが面白くてお気に入りなので、書いてみました(*^^*)応援ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年1月14日 21時) (レス) id: 7e481143a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なしは | 作成日時：2018年12月7日 22時
