【MSSP】容姿端麗チート少女に恋をしました。【えおえお落ち】 (ページ11)

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あれから数日後ゲーム実況業界から「狐狸組」へたくさんのオファー等や依頼等がやってきた。

アイドルの仕事と実況の仕事で忙しいっちゃ忙しいけれど毎日が楽しくなった。

自然と檸檬と過ごす時間も増え互いの仲をより一層深めることができた。

そんなある日、今日はドラマの収録で楽屋で休んでいるときに檸檬が扉を思いっきり開け凄い形相で此方に近づいてきた。

よく檸檬とスタジオ被るなーと思いつつどうしたと聞くとぱぁっと満面の笑みを溢した。

檸檬「A聞いてよ！ある実況者とラジオ共演するんだけど…。」

『えー、また？最近凄いねー……ってうおあッ！？何々、何なの檸檬…。』

私は檸檬に肩を掴まれた。

檸檬「それが聞いて喜べ！かのMSSPと共演することになったんだよ！」

『え、えむえすえすぴー？何それ？』

檸檬「はぁっ？！A知らないの、超有名実況者達だよ！」

『し、知らない…。』

するとそこへドラマのスタッフが楽屋に入ってきた。

スタッフ「椎名さんもうそろそろ本番ですのでスタジオの方へお願いします。」

『あ、はい。』

…今のスタッフさんに聞かれてないかなー？ま、大丈夫か。

『じゃあ、檸檬。私ドラマの撮影があるからまた今度ね。』

檸檬「あーうん。後MSSP調べておいた方がいいよ、社会勉強になるでしょ。」

『社会勉強ねー…。ま、暇な時に動画見ることにするわ。檸檬ももうすぐドラマの撮影でしょ？お互い頑張ろうか。』

檸檬「うん、そうだね。」

私達はそこで別れた。

役者A「先生、私に幸せは…来なかった。」

『…「辛い」の文字は一本棒を足すだけで「幸せ」になるんです。だから先生にその一本の棒を引かせて下さい。』

役者A「先生…！」

監督「はい、カットー！いやー、二人とも迫真の演技だったね！次でラストの場面だからこのまま頑張ってね！はーい、休憩挟むよー。」

ボンッと私ともう一人の役者さんが背中を監督に叩かれた。

つ、疲れる…。やはり「です」「ます」口調は馴れない…！

役者A「あ、あのAさん！この後も頑張りましょうね！」

あら、かわいい。

私はうんと相槌をうち急いで楽屋に戻った。

『うー、づがれ”だー。』

楽屋にあるふわふわのソファーに体を埋めるとふと檸檬の言っていたことを思い出した。

『MSSP…だっけ？』

私はテーブルの上にあったスマホを手に取り検索した。

どうやら男性四人組の実況者さん達らしい。

…。

…何か檸檬に社会勉強しろって言われると腹立つなー。