中間さん家の8人兄妹

▽ ページ23

▽


じゅんにいと一緒に階段を登り
自分の部屋に戻る。

ちょっと布団に入ってみたけど
じゅんにいが心配でしょうがない。


｢あ、そうだ！お弁当作ろう！！｣


すぐ下に降りて冷蔵庫の中を見てみる。

卵焼きと、トマトとすごい辛い麻婆豆腐でも
作ろうかな？あとは、鮭焼こう！！


料理ははっきり言って苦手。
いつもあっくんやともくんに甘えてて
むしろ全然やらへんし。

クックパッド見ながらやってみる。





現在時刻朝の5時。。。


｢できたーーーーーー！！！！｣


まさか3時間かかるなんて思ってもみなかったけど
美味しいのができた、できた！！！


照史｢あれ？A？どないしたん？｣


｢あ、あっくん、おはよ！今ねじゅんにいにお弁当作ったの〜｣


めっちゃびっくりした顔して


照史｢えーー！！すごいやん！これ、Aが作ったん？｣


むっちゃ褒めてくれた！！！


照史「こりゃ、淳太くん喜ぶなぁ！」


すると、寝起き+眼鏡のじゅんにいが起きてきた。

起きて1番はコーヒーを飲むのが日課で
コーヒーを飲んでるじゅんにいに渡す。


「これ、じゅんにいのお昼ごはん作ったんやけど。」


じゅんにいは驚いた顔で
自分ののお弁当箱と私の顔を交互に見る。


淳太「これ、Aが作ったん？兄ちゃんびっくりしたわ！ありがとう。どんなに忙しくても食べるな？」


そう言って私の頭を撫でてくれる。


照史「えかったなぁ。淳太くん朝はパンでええ？」

じゅんにいはええでーって返事しながら
大事そうにカバンにお弁当箱を直してくれた。


「あ、でも、味はあんまり自信ないから。」


じゅんにいはぷっと笑いながら


淳太「そんなのAの気持ちが嬉しいから、美味しいに決まってんで。これで、お昼まで頑張れそうやわー」


なんて言ってくれる。


じゅんにいはご飯を食べて仕事へ

余ったお弁当のおかずは
みんなで朝食べたんやけど、大絶賛されて。


当然のことながら、大ちゃんのお皿には
黙って沢山の激辛麻婆豆腐を入れて
朝から怒られました。


じゅんにい、仕事頑張ってね！
またお弁当作るね

のメッセージを添えたお弁当箱を食べたじゅんにい
そのメッセージは仕事の机に飾ってあるらしい。

将来の夢→←お弁当

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す