132.脱出 ページ38
ボルト「・・・そいつ、委員長のこと親だと思ってんじゃねえのか。」
スミレ「え・・・?」
ボルト「委員長はそいつのこと命令のまま動く獣だと思って育てたのかも知んねーけど、そいつは、委員長を親だと思ってる。そんな奴を兵器にするのかよ。ずっと親の命令に苦しんできたのに、それをお前は鵺にさせんのか!!道は自分で選べるんだ!!俺たちも、鵺も、お前も!」
スミレ「私・・・・・・」
ボルト「スミレ!!」
ボルトのまっすぐな言葉。
その言葉はスミレの心を動かした。
スミレの背中の牛頭天王が弾けたように壊れたのだ。
A「!」
ミツキ「牛頭天王が!」
そして異界は音を立てて崩れ始める。
ボルト「これは・・・?!なんだ?」
ミツキ「恐らく、砕けた牛頭天王によってここに蓄えられたチャクラが暴走しているんだ。」
ボルト「やばいのか?」
A「多分、時間の問題。時期にここは無くなる。」
ボルト「委員長!」
ミツキとAの言葉にボルトは必死にスミレを呼ぶがスミレは動こうとしなかった。
正確には動けなかったのか。
そしてそのまま異界の崩壊とともにスミレとボルトたちの距離は離れていく。
そしてスミレと鵺の間も亀裂が入り、スミレは1人取り残された。
そんな中、スミレの頭には今までのアカデミーでの生活、自分を呼ぶ仲間の声が蘇っていた。
そして、いつの間にか忘れてしまった母の声が。
その時。
ふと見上げた先には。
スミレ「ボルトくん・・・どうして・・・」
ボルト「置いてけるわけねえだろ、クラスメイトを。戻ろうぜ、委員長。」
そしてスミレに差し出されるボルトの手。
スミレはその手を掴み、立ち上がった。
そしてその上から2人に手を差し出しながら名前を呼ぶ声が。
A「委員長、ボルト!」
ボルト「A!」
そしてAの後ろには鵺がいた。
スミレ「!」
スミレとボルトはAの手を掴んで上に上がり、そして3人は鵺に乗って脱出を試みる。
その脱出途中、ミツキも鵺に乗るために手を伸ばしながら鵺の頭上を進んでいた。
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本当に更新できてなくてすみませんでした!!
このくらいのペースでよければこれからもよろしくお願いします・・・!
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キジ(プロフ) - 白猫さん» そう言って頂けて嬉しいです、!ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年4月1日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2020年4月1日 12時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!!なかなか更新できなくてすみません・・・頑張ります! (2019年11月4日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年10月22日 19時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 綾さん» ありがとうございます!! (2019年10月14日 18時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キジ | 作成日時:2019年9月16日 19時