130.ミツキVSスミレ ページ36
ボルトたちに向かって水遁で攻撃を始めたのだ。
ミツキ「風遁・カマイタチ!」
ボルトとAは避けるだけだったが、自身に下された命令のため、ミツキもまたスミレに攻撃をし始めた。
A(やばい・・・!)
2人ともかなり本気に近い形で戦闘を繰り広げている。
これではどちらかが倒れるまでやりかねない。
止めようと走り出したAだが。
A「!!」
ボルト「鵺・・・!」
大きな音をたて、煙を上げながらやってきたのは先程抑えた鵺。
もう少し時間が稼げると踏んでいたが甘かったようだ。
復活してしまった。
Aをスミレに近づかせないようにとAの行く手を阻む鵺。
そして鵺は攻撃を始めた。
鵺の攻撃でどんどんスミレたちから離されていくA。
これでは2人を止めることは少々難しそうだ。
その時Aの視界に入ったのはクラスメイトが殺し合いを始めたのを見て動揺し、固まるボルトの姿。
Aは思い切り叫ぶ。
A「ボルト!!!」
ボルト「!」
ボルトはその声にハッとしたように振り向いた。
A「2人を止めて!!スミレを、助けて!!大丈夫!!ボルトならできる!!!」
ボルト「!!A・・・」
里でのこと、異界に来てからのこと、何を言っても2人は戦う姿勢を崩さない。
どう願ってもスミレは止まらなかった。
自信がいつの間にかなくなっていた。
そんなボルトにAの暖かく響く。
そうだ、何をやっているんだと、ボルトの固まっていた心と体は動いた。
ボルト「・・・おう!!任せろってばさ!!!」
Aに親指を立てて誓う。
そのボルトの顔見てAも満足そうに笑い、再び雨のように攻撃を仕掛けてくる目の前の鵺へと視線を戻した。
A(頼んだよ、ボルト。)
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キジ(プロフ) - 白猫さん» そう言って頂けて嬉しいです、!ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年4月1日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2020年4月1日 12時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!!なかなか更新できなくてすみません・・・頑張ります! (2019年11月4日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年10月22日 19時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 綾さん» ありがとうございます!! (2019年10月14日 18時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キジ | 作成日時:2019年9月16日 19時