１１６．無茶の原因 ページ21
予想していたのだろうか、どこまで周りを振り回せば彼女は気が済むのか、いや、無自覚か。
そんなことをしゃがみながらシカダイが考えていると。
A「シカダイ、シカダイも心配で来てくれたんでしょ？ありがとう。」
Aの優しい声が聞こえた。
顔を上げると嬉しそうに笑うAは目に入る。
その笑顔を見て満足してしまうのもまた、Aが無茶をする原因なのか。
頭の片隅でそんな考えが浮かんだが、シカダイはまあいいかと少し笑いながらその考えを無視して立ち上がった。
シカダイ「お前が無事で良かったよ。」
その言葉にさらにAに加え、いのじんも笑うのであった。
．
そんな様子を病室の外から聞き、微笑むナルト。
あれからだいぶ時間が経っているのにも関わらず、未だ笑い声が響く病室の外の壁に背を預け、ナルトはタイミングを見計らっていた。
ナルト(そろそろ、かな。)
そしてナルトはゆっくり扉を開けた。
ナルト「ちょっといいか？」
．
病院のベンチに座るボルトとその前に立つミツキ。
そこに現れたのは。
ナルト「ボルト。」
ボルト「・・・父ちゃん・・・と、A！シカダイも！」
A「やっほ。」
そこにはナルトに加え、今ボルトが一番心配していたAとシカダイがいた。
ボルト「・・・怪我は大丈夫なのか？」
A「大丈夫！それほど大したことなかったしね。」
大したことなかったのかはわからないが、目の前で笑いながら話すAを見てAが嘘を言っていないことだけはわかり、ボルトは安心した。
ボルト「良かったぜ・・・あれ、いのじんは一緒じゃなかったのか？」
シカダイ「ああ、いのじんは今回の事件と関わりが無いからってんでパスだって火影様が・・・」
シカダイがボルトに答えようとすると。
ボルト「父ちゃんもゴーストを追ってるんだろ？！なんか知ってるならおれたちにも教えてくれよ！！」
すると今まで黙っていたナルトの眉が微かに動いた。
そしてナルトはボルトの耳を掴んで引っ張る。
ボルト「！！いって！！そこ引っ張るとこじゃねえってばさ！」
ナルト「・・・いいからこい。」
そのまま進んでいく2人にミツキとシカダイにAは少し呆れたような、悲しそうな表情を浮かべながら言った。
A「・・・2人も来いってさ。」
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キジ(プロフ) - 白猫さん» そう言って頂けて嬉しいです、！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年4月1日 17時) (
レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白くて続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年4月1日 12時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます！！なかなか更新できなくてすみません・・・頑張ります！ (2019年11月4日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです！続きがスゴく気になります！更新、頑張ってください！ (2019年10月22日 19時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 綾さん» ありがとうございます！！ (2019年10月14日 18時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キジ | 作成日時：2019年9月16日 19時
