１４．『折れろ爆豪』 ページ48
切島「先生止めた方がいいって！爆豪あいつ相当クレイジーだぜ、殺しちまうぜ！？」
切島はそう言うが、爆豪は意外と冷静で、みみっちい性格の持ち主。
それをオールマイトは分かっていた。
オールマイト『いや・・・・・・爆豪少年、次それ撃ったら・・・強制終了で君らの負けとする。屋内戦において大規模な攻撃は守るべき牙城の損壊を招く！ヒーローとしてはもちろん、敵としても愚策だそれは！大幅減点だからな！』
オールマイトはマイクを使って戦闘中の爆豪に伝えた。
それを聞いた爆豪がとった行動は。
爆豪「〜〜〜〜〜ああ〜じゃあもう殴り合いだ！」
自前の個性と身体能力で緑谷に攻撃を仕掛ける。
やはりその動きには目を見張るものがあった。
切島「何だ今の！」
轟「考えるタイプには見えねえが意外と繊細だな。」
切島「？どういうことだ？」
轟「目眩ましを兼ねた爆破で軌道変更、そして即座にもう一回・・・」
八百万「慣性を殺しつつ有効打を加えるには左右の爆破力を微調節しなきゃなりませんしね。」
上鳴「才能マンだ才能マン、ヤダヤダ・・・」
芦戸「リンチだよコレ！テープ巻きつければ捕らえたことになるのに！」
常闇「ヒーローの所業に非ず・・・」
上鳴「緑谷もすげえって思ったけどよ・・・戦闘能力に於いて爆豪は間違いなくセンスの塊だぜ。」
上鳴の言う通りだ。
センスの塊だからこそ、爆豪はデクを嫌って、デクは爆豪を尊敬した。
そしてお互いの気持ちがぶつかった結果のこの戦闘だ。
爆豪「俺を舐めてたんかてめェは！！！」
緑谷「君が凄い人だから、勝ちたいんじゃないか！！勝って！！超えたいんじゃないかバカヤロー！！！」
爆豪「その面やめろやクソナード！！！」
水樹(！！)
何度も言うが、モニタールームには音声は届かない。
それでも水樹にはなんとなく分かった。
緑谷が爆豪にあんな顔をして、叫ぶところなんて見たことなかった。
感情が最高潮まで高ぶったように見える2人は、互いに大きく拳を向ける。
切島「先生！！やばそうだってコレ！先生！」
切島は叫ぶ。
しかしなかなかオールマイトはその一言を発せないでいた。
きっと気持ちは水樹と同じだ。
止めたくない。
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キジ(プロフ) - 白丸さん» ありがとうございます・・・！！頑張ります！ (2020年4月20日 17時) (
レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白丸 - 作者様の作品とても面白かったです！ 更新頑張ってください！ (2020年4月17日 1時) (レス) id: 80fa021f90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キジ | 作成日時：2020年4月4日 22時
