７．『服着よう？』 ページ41
ものすごい力で記録を叩き出した緑谷。
麗日「やっとヒーローらしい記録出したよーー」
飯田「指が腫れ上がっているぞ、入試の時といい・・・おかしな個性だ・・・」
青山「スマートじゃないよね。」
そんな彼の記録にそれぞれ感想を口にする。
しかし。
水樹(すごい！すごい、けど・・・・・・！)
緑谷よりも今水樹が心配なのは隣の彼。
爆豪「・・・・・・・・・・・・！！！」
水樹(デスヨネ！！)
信じられないものを見たような顔をし固まるのは爆豪。
当たり前だ。
今まで無個性だと思っていた幼馴染が物凄いパワーでボールを投げたのだ。
爆豪(何だあのパワー・・・！“個性”の発現はもれなく４歳までだ！Aの場合はもともと母親の個性が発現してっから治癒が出来てもまあ頷ける・・・でもデクはありえねえ・・・！けど実際・・・！！！)
頭の中で必死に整理しようとしていたが、それは無理だったようだ。
爆豪「どーいうことだ、これワケを言えデクてめぇ！！」
水樹「ちょっ・・・！」
緑谷「うわああ！！！」
叫びながらすごい形相で緑谷の元へ飛び出して行った爆豪。
しかし彼の手が緑谷に届くことはなかった。
爆豪「んぐぇ！！ぐっ・・・んだこの布、固っ・・・！！」
爆豪は相澤の個性と布によって動きを封じられた。
相澤「炭素繊維に特殊合金の繊維を編み込んだ「捕縛武器」だ。ったく、何度も“個性”使わすなよ・・・俺はドライアイなんだ。」
((“個性”すごいのにもったいない！！))
今日1番のお怒りで何を言うのかと思っていた生徒たちだが、意外な発言に、皆の心の声は万事一致した。
相澤「時間がもったいない、次準備しろ。」
それから皆の元へ戻ってきた緑谷と、未だ整理が出来ない爆豪。
麗日「指、大丈夫？」
緑谷「あ・・・うん・・・」
水樹「デクすごかったね。」
緑谷「あ、ありがとう・・・」
爆豪(っ・・・ついこないだまで、道端の石っコロだっだろーが・・・・・・)
思い出す、小さい頃、水樹と一緒に爆豪の後ろにいた緑谷のこと。
緑谷『良いなあかっちゃん“個性”かっこいいもんなあ。僕も早く出ないかなあ。』
爆豪『デクがどんな“個性”でも俺にはいっしょーかなわねーっつーの！』
爆豪「道端の、石っコロだったろーが！！！」
それぞれが様々な思いを残し、個性把握テストは全種目終了した。
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キジ(プロフ) - 白丸さん» ありがとうございます・・・！！頑張ります！ (2020年4月20日 17時) (
レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白丸 - 作者様の作品とても面白かったです！ 更新頑張ってください！ (2020年4月17日 1時) (レス) id: 80fa021f90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キジ | 作成日時：2020年4月4日 22時
