１．『はりさけろ入学』 ページ35
耳郎「え、何この気性荒いキャラ。水樹こいつ友達？」
瀬呂「てかさっきさりげなく名前呼びだったよな！」
水樹「あぁ、おさ・・・」
爆豪の態度に少し引き気味の耳郎と、どこか食い気味の瀬呂に水樹がそう言おうとした時。
？？「おいちょっと！！俺のこと覚えてる！！？」
水樹「？・・・！！実技の！」
水樹の言葉を遮るように大きな声でやってきたのは耳郎の隣の席に座っていた少年。
黄色の派手な髪色と声。
そう、この少年こそ。
上鳴「そう！！あんときゃマジサンシューな！！気づいたらめちゃかっこいい人に助けられててさ！お礼言おうにも言えなかったし、同じクラスとか超ラッキー！！俺上鳴電気！よろしくな！」
実技試験の時フラフラしていた少年だった。
見た目同様にうるさい感じの性格だ。
一気に喋った。
その勢いに少し驚きつつも、それだけあの時のこと、お礼が言いたいという気持ちが伝わってきた。
だから水樹も笑って言う。
水樹「水樹A、よろしく、上鳴！」
早くも友達がたくさんできた水樹だった。
上鳴「んじゃーさ！俺もAって呼んでもいー？」
嬉しくてニコニコしていた水樹と、その会話を一通り聞いていた瀬呂と耳郎は一瞬固まった。
水樹「！？・・・いいけど、なんで？」
上鳴「だってさっき、爆豪、だっけ？そいつ名前で呼んでたろ？」
それは上鳴が会話に入ってくる前、瀬呂にも聞かれたこと。
そして上鳴が遮ったことだ。
水樹「幼馴染だからね。」
耳郎「うえっ」
瀬呂・上鳴「「マジか！！」」
水樹は改めてそう言うと3人は驚いた。
この一瞬でも性格が悪いこと察したのだ、そんなやつと幼馴染。
驚くのは妥当だろう。
しかしそんなリアクションも一瞬だった。
上鳴「でも別にいーだろ？俺も名前で呼びたい！」
話題はまた呼び方の話へ。
今まで幼馴染以外に名前で呼ばれたことがなかった水樹は新鮮な気持ちだ。
でも嫌ではなかったから。
水樹「いいよ。」
上鳴「よっしゃ！」
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こんにちは、キジです。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございます！！
こんなにたくさんの方に読んでもらえていることにとても驚いています・・・
ようやく中学生編がひと段落しました。
やっと高校生編スタートです！
至らない点が多いとは思いますがこれからもよろしくお願いします・・・！
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キジ(プロフ) - 白丸さん» ありがとうございます・・・！！頑張ります！ (2020年4月20日 17時) (
レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白丸 - 作者様の作品とても面白かったです！ 更新頑張ってください！ (2020年4月17日 1時) (レス) id: 80fa021f90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キジ | 作成日時：2020年4月4日 22時
