５７．残った4人 ページ10
デンキ「僕のことはいいから、行って・・・！！」
ボルト「今助ける・・・！」
A「うちも・・・！」
女子たちの恐ろしい殺気に囲まれるデンキ。
それをボルトは助けようとするが、またもや女子から投げられる大量の手裏剣。
シカダイ「危ねえ！！」
シカダイがボルト、いのじんが再びAを引っ張って逃げる。
A・ボルト「「デンキ！！」」
デンキ「頼んだよ・・・みんな・・・！」
デンキは泣きながらみんなを見送った。
．
女子の大群から逃れたボルト、シカダイ、いのじん、A。
作戦を立てるため忍具準備室へ入った。
シカダイ「このままじゃ勝ち目はねえぞ。」
ボルト「みんなの死を無駄にはできねえってばさ。」
シカダイ「誰も死んでねえけどな。」
いのじん「んで、どうする？」
ボルトのボケをさらっと流して作戦を立てるシカダイ。
シカダイ「校舎内を進んでも数で女子には勝てねえだろ。向こうが中から行くのなら、おれたちは外から屋上へ向かう。」
屋上へ向かう方法を女子と分けることで全滅する可能性をなるべく下げる作戦だ。
ボルト「非常階段を使うのか？」
シカダイ「いや、あれはデンキがいないと外からは開けられない。いのじん、鳥獣戯画はまだ使えるか？」
いのじん「・・・無理だね。」
シカダイ「そうか、よし。ボルト、A。おれといのじんが囮になる。お前らが外から屋上に上がるんだ。」
２人と２人に分かれて中と外から攻めるらしい。
A「わかった。」
ボルト「まかせろってばさ。」
いのじん「うまく屋上に行ったとして、どうやって女子と戦うのさ、Aは忍術使えないわけだし、影分身だけで大丈夫？」
A「クナイと手裏剣もあるし、うちが女子を止めるよ。」
さらに屋上についた2人のうち、Aが囮になってボルトが旗を狙うようだ。
ボルト「Aに任せっきりにもしねえよ、口寄せの術を使う。巻物ならこの準備室にあるしな。」
ボルトはAの頭を撫でながら準備室にある大量の巻物を見渡した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
