大人子供の彼女の居場所２【BORUTO】 (ページ7)

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５４．トラップページ7

シノ(結乃イワベエ。問題児だったが最近努力家である彼本来の姿に戻りつつある。いい傾向だ。)

シノはこの間に生徒たちのデータを取っているようだ。

確かに生徒たちの実力をみる、いい機会だと言える。

ボルト「サンキューイワベエ！」

イワベエ「おう！」

このまま男子が優勢に駒を進めるかと思ったが。

一番最後にイワベエが門をくぐろうとすると、タイミングよく大きな拳に壁を破壊され、イワベエごと吹き飛ばした。

イワベエ「うわ！！」

チョウチョウ「もお〜。無駄なカロリー使っちゃったじゃん。」

その拳の正体はチョウチョウだ。

チョウチョウの攻撃に女子は歓声を上げながら走り出した。

シノ(秋道チョウチョウ。やる気に難ありだが実力はある。ま、先が楽しみだ。)

ワサビ「待てえー！」

女子が追いかけてきたことにいち早く気づいたのはシカダイだ。

シカダイ「めんどくせえなあ。影縛りの術！」

シカダイは後ろを向き、女子数人を影で縛った。

シノ(奈良シカダイ。父親譲りの影使いの術を会得済み。)

シカダイ「他の連中が行ったらな。」

シノ(課題は持続力か。)

その時、校舎内から爆発音が聞こえ、シカダイはとっさに術を解いてしまった。

他の生徒たちも悲鳴を上げる。

ボルト「なんだってばさ！」

シノ「一つ言い忘れていたが、校舎内にはいくつかのトラップが仕掛けてある。」

「「えええ！！」」

流石にシノのやりすぎな行為に叫ぶ生徒たち。

シノ「なぜならより実戦に近い緊張感を持つためだ。いずれお前たちがスリーマンセルを組む際、すべての訓練が評価の対象となり・・・！！」

お決まりだ、シノの話が終わる前にみんな進み、誰1人と残っている生徒はいなかった。

校舎の中を駆け回る生徒たち。

トラップによる攻撃で悲鳴が多々上がり、戦力はどんどん減っていく。

ボルト「まったく、何考えてるんだよ、シノ先生は！あれじゃ学校が壊れちまうってばさ！」

ボルトの言う通りだ。

壊れるのは時間の問題だろう。

いのじん「Aは知ってたの？」

A「知るわけないよ。破壊は趣味じゃないしね。」

シカダイ「・・・ずいぶん人数が減っちまったな・・・」

いのじん「残ってる男子は僕たちだけみたいだね。」

そこにいるのはボルト、シカダイ、いのじん、A、メタル、デンキの６人だ。