９３．暴走 ページ46
こうしてシャッターを迂回しサラダたちのもとへ走った。
そして見えたのは倒れるデンキの姿。
ボルト「デンキ！何があったんだ・・・」
ボルトが駆け寄り声をかけるが応答はない。
ボルト「これもあいつがやったのか・・・」
シカダイ「かなり暴走してるな・・・！」
A「それで？委員長は・・・！？」
サラダとチョウチョウは煙の漂う部屋から出てくるが肝心のスミレの姿は見えない。
チョウチョウ「ごめん・・・」
するとスミレの悲鳴が。
サラダ「委員長！！」
．
屋上ではマギレが委員長に攻め寄っていた。
委員長にもう逃げ場はない。
が、ボルトたちは間に合ったようだ。
勢いよく扉を開けてやってきた。
ボルト「いい加減にしろってばさ！」
サラダ「委員長！大丈夫？」
チョウチョウ「やっぱあんただったのね！」
マギレ「邪魔しないでくれるかな？やっと2人きりになれたんだから！」
マギレの様子が昨日とは全く違う。
ボルトとAの目にはまたあの影が映った。
ボルトの目は青黒く、クイナの目は金色に。
ボルト(あれは・・・)
ボルト「あの影だ・・・」
シカダイ「昨日は違うって言ってたじゃねえか！」
ボルト「わかんねえけど今はそうなんだ・・・あいつは暴れるかもしんねー・・・」
シカダイ「Aにも見えてんのか？」
A「うん、メタルの時と同じやつ・・・！」
シカダイ「まじかよ・・・」
チョウチョウ「この納豆野郎！！めっためたのひきわりにしてやっからね！」
チョウチョウの怒りも爆発寸前だ。
マギレ「スミレ・・・？こんな奴らすぐに排除してあげるからね・・・」
するとマギレ勢いよくチョウチョウに向かってクナイを投げる。
突然のことに反応できないチョウチョウ。
ボルト「危ねえ！」
当たるかと思ったが、サラダがクナイを投げてうまく弾いたようだ。
チョウチョウ「サンキューサラダ！・・・あんた！」
シカダイ「おい、どうする？」
ボルト「気絶させるしかないってばさ！」
小声で2人は話した後、ボルトがマギレに向かっていく。
ボルト「おい！おれたちが相手だ。」
スミレ「ボルトくん・・・！」
ミツキ(さあ・・・今回はどうするの、ボルト。)
ミツキ1人だけ考えていることが違うが。
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作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
