９２．あいつの仕業 ページ45
次の休憩時間。
みんなで犯人を探すが。
ミツキ「ボルト、例の彼、今日は来てないみたいだよ。」
A「先生たちも知らないって。」
ミツキとAで情報収集したらしいが、マギレを見つけることはできなかった。
チョウチョウ「んなバカな！アチシの感に間違い無いんだから！」
するとそのとき降ってきた大量の紙。
ボルト「なんだ？」
拾ってみると。
スミレ「！！」
黒板に書かれていたものと似ていることが書かれていた。
それも何枚も。
ボルト「う、うへええー・・・」
シカダイ「やっぱりあいつの仕業以外ねえな。」
チョウチョウ「そうに決まってる・・・けど、どうやってこんなことを・・・」
それからみんなで校内を探索するが特に異変はない。
シカダイ「くそ、どこにいやがるんだ？」
ボルト「なあに、委員長を1人にしなきゃ大丈夫だって。」
ボルトを先頭に男子３人は前、女子チョウチョウ、サラダはスミレを守るように後ろに固まる。
その女子と男子の隙間を埋めるようにAが並んで歩いていた。
するとシャッターから音が。
シカダイ「ん？」
シカダイだけがその音に気がつき後ろを振り返る。
ちょうどAがシャッターの真下を通っているときだった。
いきなりシャッターが閉まり始めたのだ。
A「え。」
シカダイ「危ねえ！！」
突然のことに固まるAの手をシカダイが引っ張り、なんとか挟まらずに済んだようだ。
ボルト「A！無事か？」
A「うん、ありがと・・・」
とりあえずAの無事は確認したが。
ボルト「あ！委員長！」
丁度男子と女子が分かれてしまった。
Aはシカダイのおかげで男子側だが。
ボルト「大丈夫か！！」
ミツキ「かなり頑丈だね・・・！」
ボルトとミツキが叩くがビクともしない。
サラダ「ここにいたらやばいかも！」
チョウチョウ「行くっしょ！」
きっとマギレが近くにいる。
そう判断した女子３人はその場から走って逃げることにした。
シカダイ「お前ら待て！」
A「委員長！！」
2人は止めたが女子はあっという間に消えてしまった。
ミツキ「どうする？」
A「・・・ごめん、うちがもっと早く気付ければ・・・」
ボルト「なんだよらしくねーぜ？」
シカダイ「とりあえずあいつらを探そうぜ？」
A「うん！」
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作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
