７２．遁術【オリジナル】 ページ25
そしていのじんは巻物に書いた大量の小鳥をAに向かって放った。
A「ボルトの大量の影分身は影に気づかせないためかと思ったけど、影も陽動。本命はこれね！」
シカダイ「そういうことだ！」
空中での上からの攻撃。
下にはボルトとシカダイ。
シカダイはさらに影縛りの準備もしている。
早くも決着がついたと思えたが。
A「火遁・豪火球の術！」
Aは遁術の中でもサスケと同じく火遁と雷遁が得意だ。
その火遁をいのじんの出した小鳥、さらにはその奥にいるいのじんにまで届くものを放った。
いのじん「ここでそれ！？」
いのじんが乗っていた鳥は炎によって消えてしまったのでいのじんは仕方なく地面に降りる。
ボルト「でもそのまま落ちればシカダイの影縛りで！」
空からの攻撃をかわしたとしてもシカダイの影を逃れることはできない。
しかしそれもAなら逃れることができる。
A「残念、雷遁・電華の術。」
Aがそういうと地面に現れた青い花。
シカダイ「これは・・・！」
気づいた時にはもう遅い。
その花から次の瞬間電気が放電するようにその空間に放たれた。
Aが地面に降りると電気によって焦げた３人。
A「こんなもんかな。」
ボルト「火遁と雷遁はずるいってばさあ！」
A「アカデミー生になったみんなへのプレゼント。」
ゆっくりと立ち上がる３人にAは爽やかな笑みを浮かべる。
シカダイ「やっぱAは強えな。」
いのじん「ほんと、勉強はできないくせに戦闘能力はズバ抜けてるよね。」
A「勉強できないは余計だから！」
さっきまで激しく戦闘が繰り広げられていた演習場に４人の笑い声が響いた。
ボルト「・・・たまにはさ、こうやっておれたちにも付き合ってくれよ。」
一通り笑い終えた後、ボルトが静かに言った。
A「・・・・・・」
いつもとは違うボルトの雰囲気にAも言葉が出てこない。
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雷遁・電華の術
好きな数だけ電気を纏った花を咲かせることができる。
そしてそこから電気をさせるように電気を放つ。
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作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
