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68.封じられた能力【オリジナル】 ページ21

遊ぶと言ってもまずは朝ごはん。


不健康な気がするがそんなの気にせずみんなでハンバーガーを頬張る。



いのじん「そういえば、チョウチョウを助けるとき、てっきり大人の姿になるのかと思ったけど。」



いのじんがふとそんなことを言った。


確かに普通に考えれば大人の姿になった方が動きやすそうだ。



ボルト「それあれだろ、」


シカダイ「なんだよ。」



ボルトは随分口にハンバーガーを詰め込んでいたらしく飲み込むまでに時間がかかった。


それでも話したいらしく適当なことを言ったのでシカダイにつっこまれた。


やっと飲み込んで話せるようになり口を開く。



ボルト「大人の姿になれないんだろ?」


いのじん「え、ほんと?」


A「実はーー、そうなんだよね。」


シカダイ「まじか。」



どうやらボルトの言ったことは本当のようでAはあはははと誤魔化すように言った。



いのじん「なんで戻れないの?」


シカダイ「確かに、それができるのが黒月一族の能力だろ?それができないってのはまずいんじゃないか?」



いのじんとシカダイは興味が湧いたらしく、食べるのをやめ話を聞こうとする。


ボルトは相変わらずハンバーガーを頬張っているが。



A「実はね、ナルトに封じられたんだよね。」


「「ええええええ?!」」



雷バーガーに大きな声が響いた。


珍しくボルト以外の2人が叫んだ。



ボルト「お前らうるせえぞ?」



そして珍しくボルトが耳を塞いで2人を制止した。



シカダイ「逆にお前は驚かねえのかよ?」


いのじん「そういえば、ボルトは知ってるみたいだったよね?Aのこと。」


ボルト「ああ、知ってるぜ、だってAのその能力封じた場所、おれん家だし。」


「「はああああ?!」」



再び叫び声が響いた。



シカダイ「待て・・・理解が追いつけねえ・・・」



シカダイでさえ理解が追いつかないとは、なかなかの衝撃だったようだ。



ボルト「な?」


A「ね。」



ボルトとAに関しては2人は知っていて当然だというかのようにまたハンバーガーを食べ始めた。



いのじん「って、食べる前に説明しろよ!」



やっぱりツッコミが上手ないのじんだった。

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作者名:キジ | 作成日時:2019年8月23日 20時

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