６１．焼きそばパン ページ14
ボルト「・・・え・・・？」
チョウチョウ「今日はアチシに免じて貸しにしといてあげるってことよ〜！」
サラダ「あの状況でチョウチョウを助けてくれたし！Aも、ありがとう。」
サラダとチョウチョウはどうやら最後のAと男子たちの動きっぷりに、今回のことはなしにしてくれるようだ。
A「うん。」
サラダからの感謝の言葉にAは笑顔で返す。
チョウチョウ「あんたたち、まだまだアチシの理想じゃないけど、一応認めてもいいかもね。」
2人の言葉にボルトも嬉しそうだ。
ボルト「女子だって強かったってばさ！このクラス結構レベル高えんじゃねえか？」
ボルトの言う通り、今回の旗取り合戦の中でそれぞれが見せた能力。それぞれの戦い方。アカデミー生の中ではレベルが高い方だ。
シノ「ボルトの言う通りだ。」
そこにシノがやってきた。
シノ「いずれお前たちは焼きそばパンになれる存在だ。焼きそばとパン、それだけでもそれぞれにうまい。だが、両方合わせて焼きそばパンにすれば、もっとうまい。つまり・・・！」
シカダイ「みんなで力を合わせれば強い敵とも戦えるってことっすか？」
シノが最後に言いたいことを言おうとしたが、シカダイに取られてしまった。
シノ「・・・そうだ。」
ボルト「なあんだ。だったらそう言ってくれればいいのに。わかりにくいってばさ。」
いのじん「いい事言おうとしてスベってますよ、シノ先生。」
A「もっと短く簡潔に言わないと。」
いつもの問題児4人の言葉に生徒たちは皆笑った。
シノは出る言葉もない。
チョウチョウ「ああ〜お腹減っちった〜ねえ！帰りどっか行く？」
今の騒ぎで大量の焼きそばパンを食べたチョウチョウのエネルギーが一気に消費されたようだ。
ボルト「それなら！今日発売の新作バーガーはどうだ？」
サラダ「ま、いいんじゃない？」
これからのことを楽しそうに話す３人だったが。
シノ「待て、その前に後片付けが・・・」
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作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
