６０．勝ち ページ13
A(あれをやるしか・・・！)
Aはある行動に出ようとするが、その前に木ノ葉丸が螺旋丸を手に、やってきた。
木ノ葉丸「螺旋丸！！」
さすが螺旋丸。
威力は絶大だ。
獣に螺旋丸はあたり、大きな音と風を巻き起こしながら獣はやがて消えた。
サラダ「消えた・・・？」
見ていた女子たちは唖然とその場に立っているしかない。
スミレも同じように立っていたが、あることに気づく。
ボルトはその間に３人の元に駆け寄った。
ボルト「おい！！お前ら無事か！？」
いのじん「なんとかね。」
A「大丈夫。」
シカダイ「・・・ところでフラッグはどこだ。」
一気に緊張が抜けぐったりとする３人。
シカダイはフラッグの行方を探すが。
ボルト「何もかも吹き飛んじまったってば・・・」
ボルトがそう言いかけたとき、シカダイが何かに気づき、皆一斉にその方向を向く。
「「？？」」
スミレ「はわわわ・・・」
なんとそこにはフラッグを両手に持つスミレが立っていた。
．
いのじん「それにしても、すごい蛇口寄せしたね。ボルト。」
騒動は収まり、みんな落ち着き校庭に集まった。
ボルト「いやあ・・・だから・・・！」
サラダ「あんたたち、ほんと、ばっかじゃないの？」
ボルトの口寄せの話をする男子に呆れたようにサラダが言った。
ボルト「・・・すまねえチョウチョウ、危ねえ目に合わせちまった。」
いつもは言い返すボルトだが、今回は少し気まずそうにチョウチョウに謝った。
チョウチョウ「別に口寄せ禁止〜なんてルールないし〜実際怪我したのAだし〜それはいいんだけど〜」
サラダ「勝負はあたしたちの勝ちで意義ないよね？」
結果は女子側のスミレがフラッグを最終的に手にしたので女子の勝ちだ。
サラダは誇らしげに問う。
ボルト「・・・ああ、なんでも言うこと聞くってばさ。」
いのじん「ま、仕方ないね。」
シカダイ「めんどくせえけどな。」
最後まで残っていたA以外のメンバーがそれぞれの言葉で賛同する。
Aは何も言わないが、穏やかに笑っていた。
サラダ「・・・ありがとう。」
しかし、サラダからは予想外の言葉が飛び出した。
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作者名：キジ | 作成日時：2019年8月23日 20時
