黒川家次女

我儘娘 ページ3

数日後、都内でも群を抜いて高い高層マンションへ引っ越したA、明日からは帝丹高校へ通う事になる







「A〜引越し祝い持ってきた」




「えー！！蘭ちゃ〜んありがとー！

もぉ、蘭ちゃん好き〜」






そこには、酒やらジュースやらを手に持った、灰谷蘭と、その弟竜胆が顔を出す







蘭「それ、俺以外に言ってないよね〜？」




「ン〜···どーだろ？」




蘭「蘭ちゃんの事大好きだろ〜？」





「蘭ちゃんの顔大好き〜」





蘭の腕に自分の腕を絡め抱きつく。




それに蘭は嬉しそうに笑い、竜胆は少しムッとした顔になるが、





竜胆「顔かよ···(笑)」





「んね、蘭ちゃんりんどー君早く始めよーよ」






蘭「後から他の奴も来るけど始めるかw」






「遅れてくるやつが悪い〜」







行こいこ〜と、腕は絡めたまま部屋の奥へ招く。







暫く飲んでいると、ドアがまた開く





三途「っな！？


てめ！！勝手に始めてんじゃねーよ灰谷！！」








蘭「よぉ、三途。

Aの引越し祝い先始めちゃった」



竜胆「Aが先に始めよって言ったんだよ」





「春ちゃんやほやほ〜


先始めてるよ〜春ちゃんも飲もーよぉ待ちくたびれてた〜」





三途「悪い姫！！


取引相手が面倒な奴でな···」





「そんな奴より、私の事相手して···うわっ！」




蘭が、Aを腕の中に閉じこめる






蘭「うちの姫我儘だなぁ」




「そーゆー女はお嫌い？」




蘭「大好き〜♡」




竜胆「兄貴···」





蘭「ほら、竜胆も飲もうぜ」




嫉妬心剥き出しの竜胆と三途がそこにはいた

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