黒川家次女

我儘娘(リクエスト) ページ16

チンピラ「おいコラ何ぶつかってんだよ？」





店員「ス、すみません！！


きゃぁ！！！」






数人の男の中の1人が、店員の女の胸ぐらを掴む






悲鳴を聞き付けた数人の従業員と、野次馬







ザワザワとし出す店内にまた新しい人が







コナン「お兄さん達ダメだよ！！」





「....は？あのク ソ ガキ...

喫茶店...」





Aは心底驚いたという顔で少年の顔を見つめる






三ツ谷「知り合いか？」






「知り合いって言えば、知り合い。


けどまだ赤の他人の域ね。」






三ツ谷「なんだそれ(笑)


とりあえず、喧嘩止めてくるわ」







と立ち上がる三ツ谷の腕を掴む






三ツ谷「ん？どーした？」






「タカちゃんウチも行く」





三ツ谷「別に待っててもいいのに」






「うちも行くの」







と上目遣いで見つめれば三ツ谷も流石に折れる







三ツ谷「はぁ...お前、俺がその顔に弱いの知っててやってるな？」







「さぁ、どうだろう？」







三ツ谷はため息をついて、手を差し出すと、Aはその手を取り立ち上がる








そして男達の元へ行き




三ツ谷「おい、何やってんだ？」





と声をかけると、男たちはあぁ！？と睨む







「オネーサン大丈夫そ？」





Aは店員の女を一旦救出し、三ツ谷にひっつきながら、男を睨む






チンピラ1「おいおいおい、そこの女いい女じゃねぇか？」




「それに比べて、ダッサイ男。



アンタ相手にするくらいなら、犬に体 売るわ」





挑発的な笑みを浮かべると、男の顔に青筋ができる








「そこの、ガキんチョも下がってなよ」





コナン「あの時のお姉さん！？！？」





「あの時もどの時も何でもいいけど、ガキは下がってジュースでも飲んでな。」




チンピラ「おい、そこの女俺らと一緒に飲ま...ｯｯｯ！！！

ｸﾞｧｯ！！！」





Aの肩に触れようとした男が急に呻きを上げる







三ツ谷「何人のツレに触ってんだコラ。




56 すぞ。」






いつもより低い声に、睨みつけるその瞳は、現役さながらの圧だ







「ヒューヒュータカちゃん流石！

カッコイイー！双竜しか勝たん」







チンピラ「ﾋｯ！！すいませんした！」





男達は涙になりながら、喫茶店を出ていく








「タカちゃん、かぁ〜っくい〜」







三ツ谷「気をつけろよ？」





Aは、はーいと返事をするとそれ以上は何も言わず三ツ谷と元の席へ戻って行った

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