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ｶﾞﾁｬｯ
ドアが閉まる音と共に、蘭はｸｽｸｽと笑い始める
それに不思議に思いAは何やってんだという視線を送り続ける
それに気づいた蘭はごめんと立ち直る蘭。
『そんなにツボだった？』
蘭「ツボっていうか、あの場であんな事言えるお前が命知らずだなぁ〜って笑えてきた」
『あー、何かさあの人兄ちゃんに似てたからついね。』
蘭「兄貴ね〜···」
「兄貴〜···って、ソイツあの女のとこの」
蘭「お、竜胆じゃん
コイツ、梵天で引き取ったから」
竜胆と呼ばれた男はAをマジマジと見つめ、口を開く
竜胆「なぁ、黒川イザナと兄弟なんだろ？
さっき勝手にDNA鑑定してきた。」
『....何で兄貴の名前知ってんの？
つかDNA鑑定勝手にすんなよ』
竜胆「そりゃ、俺らあの人の作ったチームに入ってたし」
『え、兄貴のチームに？』
蘭「そうそう。
でも、流石にあの人に弟がいるなんて聞いてなかったわ」
『兄貴は...兄貴は今どこにいるの？』
この質問に、2人は急に黙った
『黙ってねぇで言えよ。
兄貴は今どこにいるの？』
竜胆「....大将は＿＿....黒川イザナは」
蘭「死 んだ。
抗争でな」
Aの中でなにかがｽﾄﾝと降りてくるような感じがした。
何かつっかえていたものが、急に自由になるような感覚と共に、名前も知らない何かが込み上げてくる
『そっか....だから
だから兄貴は、帰ってこないんだ...』
蘭「泣きたきゃ泣けよ。」
優しく頭を撫でる蘭と背中をさする竜胆
『泣かねぇ。
泣いたら、兄貴、怒るから。泣き虫は俺の弟じゃねぇって怒られちまう』
真っ直ぐどこかを見つめるAの横顔は、今すぐにも泣き出しそうなほど、目に涙を貯めていた。
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海獣(プロフ) - めっちゃ面白いです！最初からキャラとの出会い方も最高ですし！これからも更新頑張ってください! (2022年7月10日 4時) (
レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
夜☽ - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月9日 11時) (レス) @page7 id: 3cb0863b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lavca | 作成日時：2022年6月23日 12時
