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ｶﾞﾁｬｯとドアが開かれ、髪から水滴を垂らしながら、風呂上がりのAは蘭のいる場所へ向かった
汚れが落ち、益々イザナに似ているAに蘭は最初、イザナがそこにいるのではと、錯覚してしまっていた。
蘭「···！
お、出てきた出てきた。」
『ねぇ、さっきアンタが言ってたボスってどんな人？』
蘭「少しでも間違えたら 56 される。」
『何それ、意味わかんない』
蘭「会えばわかるよ。」
んじゃ、行こっか。と蘭は立ち上がり部屋を出ていった
それに、Aも追いかけるようにつづく。
エレベーターに乗りこみ、何階か上がってエレベーターが止まる
蘭「んじゃ降りて」
『ん。』
エレベーターを降り、蘭が正面のドアを開ける
そこには、質素な部屋とそれに似合わないデスクと椅子
そこに座っていたのが
「····お前、誰？」
Aの兄、黒川イザナに似た白髪の男。
『イザ···ナ···？』
「！！」
『違う···』
蘭「ね、ボス、この子似てるでしょ？」
「あぁ。名前は？」
蘭「黒川A。ウチに借金していた女の養子です。
女は既に黒川Aが56 しており、その所を抑えました。」
「56 した···」
白髪の男の目付きが変わる。
視線が、Aに移ると、Aは少し緊張したように筋肉を強ばらせる。
「いいよ。
1回過ちを犯したんだ、二度とまともな道は歩けないだろう
黒川A。ようこそ、梵天へ」
冷徹な瞳、その下に深く刻まれたくま。
『····なぁ、寝てねぇの？』
この一言で蘭は顔が引き攣り、白髪の男は目を見開く
『ちゃんと寝ないとダメだろ？
そんなんじゃ、明日起きれねぇよ？』
「ｯﾌw
ふははｯ！！面白ぇなお前。
クソ生意気なとこはイザナにそっくりだw」
『兄貴の事知ってんのか！？』
「まぁな。
蘭、コイツに部屋とか用意してやれ。」
蘭「···はい。」
蘭は信じられないという表情で、Aを連れて出ていった。
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海獣(プロフ) - めっちゃ面白いです！最初からキャラとの出会い方も最高ですし！これからも更新頑張ってください! (2022年7月10日 4時) (
レス) id: b62edcffd1 (このIDを非表示/違反報告)
夜☽ - 更新待ってます‼めちゃめちゃ面白いです‼ (2022年7月9日 11時) (レス) @page7 id: 3cb0863b99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lavca | 作成日時：2022年6月23日 12時
