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「ジョージ·オーウェルは言った
《思考犯罪》は死を伴わない
《思考犯罪》が即ち死なのだ
私は問おう
己の意思を支配されただシュビラの神託のままに
生きる人間たちに果たして如何なる価値があるのか
私は視よう
虚飾に覆われたこの街の誰も知らないはらわたの中で繰り広げられる死の遊戯
人の魂の輝きを__」
この世界の誰かが、言った。
きっとその誰かは人の意識を縛るシュビラシステムが嫌いな人だろう。
今までシュビラシステムのせいで孤独だった人でもありえる。
私はこの言葉が好きだ。
別にシュビラシステムのせいで孤独だったわけじゃない。
嫌いなだけだ。
勝手に潜在犯とみなされ、どんなに幼い少年少女でも施設に送りクリアにするための餌食になってしまう。
そんなのダメに決まってるだろう。
全てをシュビラシステムに任せて、人の手なんか潜在犯を裁くための道具みたいなものだ。
全てをシュビラシステムに任せてはいけない。
シュビラシステムのせいで犯罪をしていない人までが死にゆく。
それを笑って見過ごせる奴等の方がおかしい。
なのに、そんな可笑しい奴等をシュビラシステムでは裁けない。
誰かがシュビラシステムを壊さなくてはならない。
しかし、現実は皆シュビラシステムに頼りきってる。
理由はきっとそんなことをしたら自分の色相が濁り、殺されるから。
そこまでして自分が大切か。
少なくとも私は違う。
どんなに色相が濁っても、犯罪係数が上がっても、必ずシュビラシステムをぶっ壊す。
それが私の意思です。
自分のパソコンに一気に打ち込み、そして、一気に消した。
「こんなことギノに言ったら迷わず妄想の羅列だ。とか言われそうな気がする」
「そんなにシュビラシステムが大事か。クソ野郎」
今目の前に居ない人物に腹が立ち残り一本だった飴を噛み砕いた。
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作者名:「ぬこ」 | 作成日時:2014年11月21日 21時