皆の相談役の悩み事 (ページ7)

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そのあと、Aと共に話をしながら、教室に戻り、Aは先生に怒られ、謝ったあと、すぐに英語の小テストが開始された。

そして、お昼になり、Aは、合田さんたちの所に行くと思ったら、望月さんに連れ去られてどこかに行った。

(A目線)

英語の小テストがあるとは思いませんでした……
そして、今日のお昼は、春輝さんに誘われたのでそちらの方に行きたいのですが、そこにはかの有名な無自覚モテ体質の瀬戸口さんがいるのを分かっているこの私ですが、正直行きたくありません

こんな地味で可愛くもない女がイケメンオーラバンバン出している瀬戸口さんたちのところに行くなんて、●○(じさつ)行為ですよ、死んじゃいますよ。

なんて考えながら飴を舐めていたら、蒼太さんが来て連れ去られました。

そして、着いた所は屋上。
そこには、瀬戸口さんと春輝さんが居て、二人揃ってぼーっとしてます。

「蒼太さん、なぜ私をここに？
そりゃあ、春輝さんに誘われたのは分かりますけど……」

「えっ？嫌だった？」

何と言うか、なんにも言えない嘘偽りのない笑顔で言われてもですね……困るんですよね

「い、いや……そういう訳では無くてですね……」

「じゃあ、何か悪いことしちゃった？俺」

春輝さんが私の目の前で立って子供らしい無邪気な笑顔で言いました。
うーん……とても断りづらいデスネ

「わ、わかりました、一緒に食べます。
食べますけど、瀬戸口さんとはなるべく遠くにしていただくと嬉しいです」

「優……何か嫌われる事した？」

「Aって人を嫌う事全然ないから、相当な事した？したの！？」

「え！北澤さんに俺なんかした！？
いやいや！俺実際のところまだ喋った事無いし！
俺、北澤さんに何かしたっけ？」

ああ……、誤解を、誤解をしております。

「えーっと……か、かの有名な無自覚モテ体質の瀬戸口さんと密かな人気を集めている蒼太さんと春輝さんといっ、一緒にお昼を食べるという、うーん……えっと……女、女子に睨まれるっていうか……」

「え"」「密かな人気！？」「お、俺そんなに有名じゃないぞ？」

「い、いえしかしですね……」

あたふたしている私に優しく笑いかけた瀬戸口さん
ほら…無自覚じゃないですか

「まぁ、睨まれないって。
心配するな、A」

「は、春輝さん！？」

「そ、そうだよ
俺、そんなに人気ないし、な？」

「せ、瀬戸口さん！？
そ、蒼太さんは！？」

「大丈夫、大丈夫」

「蒼太さんまで……」