皆の相談役の悩み事 (ページ11)

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３，ヤキモチの答えページ11

そして、僕が約束した五分前。

もし、もしね
付き合えたら、毎日笑わせて見せるよ

Aから教えてもらった、５分前のおまじない

いくよ……

僕は教室のドアを勢い良く開け
その音に振り向いた早坂さんに向けて

『僕じゃ、ダメですか！？』

しかし、早坂さんは告白だと思っていなくて

「は、はいいいと思います……？」

「ええ……」

「え？」

「好きってことです！」

「えっ！」

「だから
好きなんです！」

そして、僕が思ってること、やってもらいたいこと

「絶対悲しませないし
毎日だって笑わせてみせます！」

「お弁当だって毎日作って欲しいです！」

「え……」

「「…………」」

それを見ていたAはそう言えばあかりさんは天然だったということを蒼太さんにいうのを忘れたと後悔していたそう

「毎日お弁当作るのは面倒くさいのでヤです」

「えええ！？」

突然、早坂さんが手を合わせて

「あそう言えば駅前に新しいケーキ屋さんが出来たんです」

「もし良かったら
今から一緒に
行きませんか？」

それを聞いた僕はパァァァという表現が一番あっている笑顔で

「はい！行きます！」

と早坂さんに言った

そして、放課後デート(？)

どどうしよ
なにか話題……
共通の話題を……

ってあれ？
そもそも告白はOKだったのか？
もしくはふられた？
いや、でもこれから二人でケーキって事は
つまり放課後デートってことで
しかしだ！
早坂さんには好きな人がいるって噂だし……
しかもそれ、春輝だし……
ここは思い切って好きな人を聞きだ……

「あっ！」

「はいいっ！」

「あそこ
なっちゃんと芹沢君とAちゃん
何して……」

「お前は
勘違いしているかもしれないけど」

「俺はあいつ、Aのことが好きなんじゃねえ」

「お前のことが好きなんだ！」

「あっ！Aちゃんが言ってた、芹沢君の告白予行練習って、これのことか……」

「えっ！そ、そうなんですか！？」

「だって、ほら？Aちゃんよく見ると監督みたいになってるよ？」

本当だ。
何処ぞの監督ですか、それ。

「おお！流石、映画研究部部長さんですねっ！」

「そうか？」

「はい！とても凄かった、んですけど、何故私の名前を出しているのですか？」

「いや、最近一緒にいるから勘違いしてるかなって思ってな……」

「そう言う事ですか……
夏樹さんもご協力ありがとうございます!!」

「うんうん！いいよ！」

―ヤキモチの答え、終了―