キミと生きてきた日々達へ(仮) (ページ13)

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episode4 あの人の正体3 ページ13

2人きりの病室―――――――

にのが来る前に何か話すことはないかと考えてた矢先電話が入った

翔「…もしもし」

和「もしもし？翔さん？もうそっちに着いたけど…」

翔「あぁ、分かった…」

和「翔さん大丈夫？具合悪い？」

翔「そんなこと無いから。大丈夫。」

和「そっか…じゃあ待ってます。」

翔「悪いな」

和「いえいえ。でもできるだけ早くお願いします」

翔「分かった。」

電話を切り最後に何か言うことはないかと考えてたら

俺にある考えが浮かんだ

―――――犯人捜し―――――

しちゃいますか

翔「智くん。またね。」

それから俺は病室を出た

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

病院を出るとそこにはにのがつまらなそうに俺を待っていた

いつもの事ながらお偉いさん等がいない時は車のドアを開けてくれない

もうそんなことに慣れたけどね…

和「おかえりなさい。翔さん。あの人はまだ…」

翔「あぁ。いつも通りだったよ。」

和「そうですか…これからうちの会社と契約するかどうかの会議行きますよ。」

翔「りょーかい。」

数時間後

結局契約は先延ばしになった

俺がやけに考え事をしてたのが顔に出ていたのか先方の方が会議を休止にしてくれた

帰社中の車内

和「翔さん。今日はお疲れですね。全然身に入ってなかったじゃないですか。」

翔「ごめん。今日はいろいろあって…」

和「あの人のことでしょう。そんなことだとは思ってましたよ。」

翔「毎度毎度ごめんな。俺に付き合って貰って…」

和「いいんですよ。だって俺と翔さんは秘書と社長ですよ？」

翔「そうだな。ww忘れてたわ」

和「自分の職も分からなくさせてしまうあの人は素晴らしいですねぇ。」

翔「そんなことゆーなよ！ww」

こうして俺たちは会社へと向かった