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「Aちゃん大丈夫?何もされてない?」

『話しかけられただけなので、一応大丈夫です』

「許せないな、Aちゃんのことナンパするとか…」

「嶺亜、目がガチ。怖い」




「あ、ごめんごめん」と全く悪いと思ってなさそうな中村さん。



「えっと注文しなきゃだよね、じゃあ__」



注文を受け調理組の子たちに伝えにいく。



「A!中村さん来た?」

『…あ、うん』

「え、なにどうした?」

『ううん、なんでもない!』

「…そう?」




なんでもない、そう思えれば楽なのに。


中村さん、何も言ってくれなかった。

少しだけ期待してしまった自分が馬鹿みたい。



はあ、とため息をつく。




「Aさん大丈夫?」

『…あ、矢花くん、大丈夫。さっきごめんね…』

「そういう時はありがとうでいいんだよ」

『…ありがとう』

「……なんかあった?俺で良かったら終わったら話聞くよ」

『…ううん、大丈夫!ありがとう!』



矢花くんに話しても困らせちゃうだけだ。



「…そっか」

『よし、残りがんばろ!』

「…そうだね」




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作者名:なるせ。 | 作成日時:2022年7月30日 18時

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