【MHA】妖しげに猫は唄う (ページ10)

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大きな満月を背景に、鮮やかな光を放って進んでいく夢のようなパレードは大きく、この夜を祝福していた。

俺の小さな憂いなどすぐに消え去り、一瞬で俺は目を奪われてしまった。

いつの間にかお話が終わっていたオールマイトさんが隣に来ていて、｢おお、今年もまた見事だなぁ｣と感嘆の声をあげている。

嗚呼、今年もいいハロウィンだ。

大好きな友達と、そしてオールマイトさんとこうしてパレードを見れている俺は、随分と幸せ者だ。

来年もこうして、みんなと、オールマイトさんと一緒にハロウィンを祝えるよう願いを込めて俺は目を閉じた。

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