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私たちは空いているコンパートメントを探し始めたがほとんど埋まっていた。
ｼｱ「どうしよっか…1人ずつとかならいけそうだけど2人は難しそうだね…」
「うーん…」
ｼｱ「あ！A！あそこのコンパートメント2人行けそう！」
見てみたら丸メガネをかけた男の子が1人窓の外を見ながら座っていた。
お姉ちゃんはドアをノックして少し開けてその男の子に話しかけた。
ｼｱ「あの…いきなりごめんね、どこのコンパートメントも空いてなかったからここ座っても良いかな…？」
すると男の子は優しく「いいよ」と言って招き入れてくれた。
「「ありがとう！」」
ﾊ「僕はハリー・ポッター。驚いた、君たち双子なんだね。」
ｼｱ「初めまして、ハリー。私はシアーラ・ルイス！それで…」
「わた…じゃなくて僕シアーラお姉ちゃんの双子のいも…じゃなくて弟のA・ルイス！」
ﾊ「性別は違うけど仲は良いんだね。」
ｼｱ「えへへ！私の妹…じゃなかった…弟優しくて可愛いからね〜！」
「僕のお姉ちゃんも優しくて綺麗だからね！」
ﾊ「そんなに仲のいい兄妹がいるだなんて羨ましいよ。」
そう言って微笑んだ時、
⁇「ねえ、ここ空いてる？他のどこもいっぱいなんだ。
って君はさっきの…！」
突然明るい赤毛で顔にそばかすがある男の子が入ってきた。
どうやらハリーとは顔見知りみたい。
「知り合いなの？」
⁇「うん、さっきちょっとだけね。
僕はロンウィーズリー。君たちは？もしかして双子かい？」
ｼｱ「えぇ、そうよ。私は双子の姉のシアーラ・ルイス。」
「僕は双子の弟のA・ルイス。」
ﾛ「ヘぇ〜！僕にも双子の兄さんたちがいるんだけど性別が違う双子はあんま見たことないや」
「そうなんだ…」
ﾛ「あ、ねぇ！君って本当にハリー・ポッターなの？」
ﾊ「うん、そうだよ。」
ﾛ「へぇー！じゃあ本当にあるの…？その…傷…」
私はびっくりした。傷のことそんな率直に聞けるのか…。
私たちは自己紹介してくれた時に「あのハリーか」とすでに分かっていた。
決してハリーのことを知らないから何も聞かなかっわけではなく、本人がどう思ってるのかわからなかったから聞かなかった。
しかし、そこまで心配しなくてもよかったみたいでハリーは普通に前髪を上げて額にある稲妻のような古い傷跡を見せてくれた。
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
