あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ8)

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私はそれを聞いて急に心が軽くなった気がした。

ｼｱ「Aはそうじゃなかった…？」

私はハッとして慌てて言った。

「私も！！私もシアーラお姉ちゃんがずっとそばにいてくれたから寂しくなかったし怖くなかった…むしろ一緒にいて楽しかった…！！

……あ、私じゃなくて僕！！」

シアーラお姉ちゃんは私の話を聞いて本当に嬉しそうに笑ってくれた。

ｼｱ「あははっ！一人称訂正するの遅すぎるよ〜！Aってやっぱ少しぬけてるね。」

「うぐ…シアーラお姉ちゃんもたまにぬけてるから人のこと言えないもん…」

私が冗談で拗ねたように言うと「そうだね。」と言って微笑みながら優しく私の頭を撫でてくれた。

しばらく2人で色んなお菓子を見ながら喋っていたらパパが戻ってきた。

ﾃｨ「ごめん、待たせちゃったね。

それじゃあ、帰ろうか。」

「「うん！」」

パパは私たちの様子を見て少し察したのか、優しく微笑んだ。

そして一緒にゆっくり家に帰った。

家に着いた時には日が暮れていた。

私たちはお風呂に入って、家族と夕飯をとって、寝る準備をした。

ｼｱ「そういえばさ、あの時私が話しかける前にA、誰かと話してた？？」

「え？…あぁ！うん。男の子と喋ってたんだ！」

ｼｱ「え？！男の子と？！！すごい…！！克服してきてるよA！！」

「うん！同じくらいの歳の子だからって自分に言い聞かせたら落ち着いていつも通り話せたんだ！」

ｼｱ「すごい！！その調子だよ！！あ、でもゆっくりで良いからね？焦っても良くないからね？？」

シアーラお姉ちゃんはまるで自分のことかのように喜んでくれて、でも心配もしてくれた。

「私、シアーラお姉ちゃんがお姉ちゃんで良かった…！」

ｼｱ「！

えへへ、私もだよA！Aが私の双子の妹で嬉しい！」

お姉ちゃんは一瞬びっくりしたような顔をして、すぐに嬉しそうに笑った。

そのまま2人でしばらくおしゃべりして疲れて、同じベッドに2人でいつのまにか寝ていた。