あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ38)

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着くとたくさん人がおり、色んなお店がクリスマスの飾りつけをしていてとてもキラキラしていた。

「すごく綺麗…今日クリスマスだもんね…！」

ｼｱ「A見て！あのお店の…」

それから家族と色んなお店を見て回った。

家族と出かけるのは久しぶりだからとても楽しいけど、心のどこかで「マルフォイに偶然会えないかな」と、少しだけ期待をしていた。

もしかしたら偶然出会う時はまたあの日みたいにマルフォイぶつかってしまうかもしれない。

「…って、なんで私マルフォイのことばっかり考えてるの…！//」

ｼｱ「それが好きってことなのよ…！」

「？！！//」

小声でつぶやいたつもりだったのに聞こえたの？！

ｼｱ「良い？無意識にずっとその人のことを考えてたり、目で追っちゃったり、一緒にいたいとか思ったりするのはその人のことを"好き"ってことなのよ！」

「えっ、えっ？！」

待って…私ほとんど当てはまってない？！

じゃあ私…マルフォイのこと……本当に"好き"ってこと…？

初めて自分の気持ちを知った瞬間、顔が熱くなった。

ｼｱ「ははぁん、やっぱりマルフォイのこと…」

「い、言わないで！///」

少しだけ前の方を歩いてるパパとママをチラッと見たが聞こえなかったみたい。良かった…。

ｼｱ「可愛いなぁ！むうぅ…マルフォイのことは好きじゃけど…マルフォイのおかげで顔を真っ赤にして照れてる可愛い妹を見れたからそこだけは感謝！！」

シアーラお姉ちゃんはそう言って、私の頭をわしゃわしゃ撫でた。

ｼｱ「あんなやつにAが取られるのは悔しいけど…私、キューピッド役になるから困ったことがあったら相談して！応援するよ！」

「う、うん…ありがと…//」

結局マルフォイとは出会わなかった。

でも出会わなくて良かったかも。

だって、自分の気持ちに気づいたばっかりの時に会ったらどんな風に接したらいいか分からないもん…。