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ドラコside
最近変だ。
なんで僕はあんなやつにわざわざ構ってるんだ？
それにポッターたちと仲良くしてて明らかにスリザリン生らしくもない。
この前だってあの穢れた血のためなんかに先生に楯突いたし、調合する時なんか大鍋に変なものを入れようとしててこっちが死ぬかと思った。
それなのに何故かあいつと話してるとたまに変な気持ちになって、調子が狂う。
なんなんだ、これは。
くそっ…！
すると、僕が今悩んでいることの元凶が話しかけてきた。
「マルフォ〜イ！一緒に図書館に行こ！
……って、なんかすごい不機嫌そうだけど…悩み事でもある…？」
お前のせいだよ！！
ﾄﾞﾗ「はぁ…お前は能天気で良いな。」
「なっ…の、能天気じゃないし…！
わ、僕はマルフォイに勉強分からないから教えてもらおうっと思って話しかけたから能天気じゃないよ！」
どうゆう理屈だよ…。こいつ馬鹿通り越してアホだな。
ﾄﾞﾗ「ふっ、どうだかな。」
「くっそ〜…もういいよ、ハーマイオニーに教えてもらう……」
そう言いながら僕の顔を見たAは、だんだん声がしぼんでいった。
ﾄﾞﾗ「は…？なんであいつなんだ。」
気づけばなぜかイライラしていた。
「えっ？えーっと…だって、マルフォイ教えてくれなさそうだったし……」
Aが「やばい」というような顔をし、目線を僕から逸らしながら言った。
ﾄﾞﾗ「別に教えないとは言ってないだろ！」
「え！じゃあ…！」
しまった。
なんで僕はこいつがあの穢れた血のところに行くのを止めたんだ。
いつもそうだ。僕はなぜかこいつが僕以外のやつと仲良くしてるのが気に食わない。
こんなやつどうでも良いはずなのに。
ﾄﾞﾗ「……行くぞ。」
「えへへ、ありがとう！」
あいつの嬉しそうな顔を見ると、なぜか顔が熱くなる。
女ならまだしも…
ﾄﾞﾗ「こいつは男なんだぞ……！//」ﾎﾞｿｯ
「？ごめん、聞こえなかった。何か言った？」
ﾄﾞﾗ「っ…何も言ってない！ついに耳までおかしくなったのか？」
「ひどい！」
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
