あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ24)

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遅刻しちゃうかな、と思ったがそこまで焦らなくても最初の授業に無事間に合い、なんの問題もなく進んだ。

ついに私が楽しみにしてたグリフィンドール生との合同授業の魔法薬学の時間になった。

グリフィンドール生が何人か座っていたが、ハリーたちはまだいなかった。
マルフォイと私は早めに教室に着いたので授業が始まるまで話していた。

「最初の授業だからかもしれないけど、思った以上に授業面白かったなぁ。」

ﾄﾞﾗ「はあ？お前、途中寝かけてたじゃないか。僕が隣で起こしてやらなかったら減点されるところだったんだぞ。」

「うっ…ごめん。で、でも面白かったのは本当！途中でなぜか気を失いそうな時がありましたけど……。」

ﾄﾞﾗ「朝起きるの遅かったくせになんでそんなに寝そうになるんだ…次はもう起こしてやらないからな。」

「薄情者ぉ…！」

ﾄﾞﾗ「ふん、今まで"君のために"起こしてやったことに感謝してほしいね。」

「うぐ……わ、僕のために起こしてくれてありがとうございます…。」

そんなことをしていたらハリー達が教室に入ってきた。

ｼｱ「A！」

「あ、シアーラお姉ちゃん！それにハリー、ロン、ハーマイオニーも！昨日の列車振りだね。」

ﾊ「A、久しぶり。まさか君がスリザリンに組み分けられるとは思ってなかったよ。」

ﾛ「本当だよ！君みたいな優しいやつはハッフルパフに組み分けられると思ってた。」

ﾊｰ「大丈夫？マルフォイにいじめられてない？」

ﾄﾞﾗ「おい。僕がこいつをいじめるわけないだろう。」

ｼｱ「A…私に気をつかってスリザリンに入ったの…？」

「……。そんなわけないじゃん、僕が大切なものを守りたいって言ったら組み分け帽が僕をここに組み分けたんだ。
だから心配しないで。
それにマルフォイも仲良くしてくれてるから楽しいよ。」

ハリーたちはマルフォイが私と仲良くしていると聞いて、びっくりしていた。

ﾛ「え、あのマルフォイが…？君と仲良くしてるの？」

「？うん」

するとみんな急に黙り、やがてそりゃスリザリン生になったら仲良くするか、と納得し、めちゃくちゃ私の心配をして各自席に座って行った。

ﾄﾞﾗ「失礼なやつらだ。」

眉間に皺を寄せて言った。

マルフォイの機嫌はものすごく悪くなっていた。