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一年生みんながそれぞれの寮に組み分けられ、各寮の先輩たちに寮まで案内された。
スリザリン寮は地下にあり、入り口は見当たらず湿った石が並ぶ壁しか見えない。
しかし先輩が合言葉を言うと壁が動き、扉が開いた。
壁に隠されてるんだ…すごい…
先輩について行って中に入ると、少しひらけたところに着いた。
先輩「ここは談話室。名前の通り主に談笑をしたりするのに使う。男子の寮はこっち、女子の寮はこっちだから。」
その後も先輩から少し寮についての説明を聞いて、それぞれの部屋に向かった。
男のふりをしているのを忘れてて、普通に女子寮に行こうとしたら、マルフォイが「お前は男だからこっちだろ…！」と言って止めてくれた。
でもマルフォイにすごい顰めっ面をされた。
マルフォイについて行って男子寮に入った。
マルフォイと違う部屋だったらどうしようか…と思ってたけど一緒の部屋だったので安心した。
「マルフォイ以外に知り合いがいないから同じ部屋で良かった〜。」
ﾄﾞﾗ「僕は不安だけどね、Aはまぬけだから。いつも僕にぶつかってくる。」
「いつもって…まだ2回しかぶつかってないよ！失礼だなぁ」
ﾄﾞﾗ「ふっ」
マルフォイは鼻で笑った。
小馬鹿にはしてるけど、でも嫌な感じの笑い方じゃなかった。
マルフォイが軽く私を揶揄ったんだなぁ…と思うと最初よりずっと仲良くなれてる気がしてなんだか嬉しかった。
「へへっ。」
思わず笑みをこぼしたら、マルフォイに少し引かれた。←
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
