あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ20)

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マクゴナガル先生が長い羊皮紙を手に持って、順に名前を呼び始めた。

呼ばれた子は前の椅子に座って頭にあの組み分け帽子を被せられていた。

組み分け帽子は寮の名前を叫んで次々と組み分けていく。

ハーマイオニーとネビルはグリフィンドールに組み分けられていた。

「わた…僕はLだから多分ちょっと後ろの方なんだよね。」

ﾏｸ「ドラコ・マルフォイ！」

マルフォイの名前が呼ばれ、マルフォイは前に行き椅子に座った。

どこに組み分けられるんだろうと思ってたら、帽子がまだちゃんと被ってないないのに『スリザリンッ！！！』と叫んだ。

あんなに早く組み分けられるだなんてどれだけスリザリンの寮に向いてたんだろう…。

私は心の中で苦笑した。

マルフォイは「ほらな」って感じで私をチラッと見てニヤッとしながらスリザリン寮のテーブルに向かった。

ﾏｸ「ハリー・ポッター！」

ハリーの名前が呼ばれた瞬間、静かになった。

みんなあのハリーがどこに組み分けられるのか、帽子が寮の名前を叫ぶのを今かと待つようにハリーを見つめていた。

しばらく静かな時間が続いたが帽子がうぅーんっと唸った後、寮の名前を叫んだ。

『グリフィンドォォォル！！！！』

一気に歓声が上がり、特にグリフィンドールは盛り上がっていた。

ハリーはホッとしたように笑顔でハーマイオニーたちがいるグリフィンドールのテーブルに向かった。

そのあとロンもグリフィンドールに組み分けられ、やがてシアーラお姉ちゃんの名前が呼ばれた。

ｼｱ「はい」

お姉ちゃんは少し緊張したように椅子に座り、帽子を被った。

私は固唾を飲んでその様子を見守った。

『うぅん…ルイス家ならハッフルパフでもいいが…君には何か、大切なものを守るという決意と勇気がある。……ふむ。

グリフィンドォォォル！！』

お姉ちゃんは笑顔でハリーたちがいるグリフィンドールのテーブルに向かった。

ﾏｸ「A・ルイス！」

「は、はい…」

名前を呼ばれドキドキしながら前に行き、椅子に座った。