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しばらく歩き、マルフォイたちのコンパートメントの前に着いた。
両脇にいたでかい男の子2人はマルフォイの指示によってどこかに行ってしまった。
私はなぜか2人がどこかに行って安心してしまった。
ﾄﾞﾗ「君はどうやら見る目があるらしい。」
私の目をまっすぐ見て言った。
アイスグレーの瞳がとても綺麗だな…と少しだけ見蕩れた。
「え？そうなのかな…？」
ﾄﾞﾗ「あぁ。さあ、どうぞ。」
そう言ってマルフォイは私を中に招き入れてくれた。
「あの大きい2人の男の子は大丈夫なの？」
ﾄﾞﾗ「ん？あぁ、クラッブとゴイルか。
別のコンパートメントに行くように言っただけだ。」
「そ、そっか」
そこで会話は途切れ、しばらく沈黙が続いた。
き、気まずい……！！こんなことならハリーたちのところに残って仲良くおしゃべりしとけば良かった…
とか、少しマルフォイに対して失礼なこと考えながら目線をどこにやれば良いのかわからず、シアーラお姉ちゃんを恋しく思いながら窓の外を見ることにした。
しばらくしてマルフォイがふいに口を開いた
ﾄﾞﾗ「A、お前は何に怯えてるんだ。」
「え…？」
びっくりして窓の外から視線を外してマルフォイを見た。
マルフォイはまた真っ直ぐこちらを見ていて、どこか探りを入れているように見えた。
ﾄﾞﾗ「最初に僕に会った時も、クラッブとゴイルがそばにいた時もお前はなぜか怯えているように見えた。
だけど今、僕との会話はぎこちないができているし、あいつらが別のコンパートメントに行ったと言ったら心なしか表情が柔らかくなった。」
私ってそんなにわかりやすかったの…？
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
