あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ14)

今日:10 hit、昨日:9 hit、合計:11,159 hit

13 ページ14

・

ｼｱ「それじゃあ…もしかしてAがこの前一緒に喋った男の子って……」

「マルフォイだよ」

シアーラお姉ちゃんはなんとも言えない顔をした。

ﾄﾞﾗ「君が双子だなんて…ルイス家に生まれる双子は全員女という法則じゃなかったのか？
そのよく分からない法則もついに君で破れたということなのか？」

「あー…う、うん。そうみたい…」

嘘をつくのは少し心苦しい。だけどまだ恐怖心が完全に消えたわけじゃないから心の中で謝りながら答えた。

ﾄﾞﾗ「まあそんなことは別にいい。
…ふん、双子なら名前で呼ばないとややこしいな…。

A、君もこんなやつらと付き合うのかい？」

「えっと…」

ハリーたちと話すのはとても楽しかったけど、初めて克服に一歩近づくきっかけになったマルフォイと、正直もうちょっと話してみたいとも思った。

あの時は少ししか話せなかったから…でも

色々考えて、ちらっとシアーラお姉ちゃんを見たら

お姉ちゃんも察していたのか、複雑そうにしていたけど
「別にマルフォイのところに行ったって止めたりしないわ」とこそっと言ってくれた。

私は「ありがとう」と言って、ゆっくりマルフォイの手を取った。