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A side
「千秋さん?なんですか??」
ガコン……
自販機で飲み物を買う千秋さんに声をかけると
私の好きなイチゴオレをホラっといいながら
私に渡してくれた。
「ありがとうございます…、あ、あの…」
千秋さんは私たちの3つ上の先輩。
千秋さんもキャプテンをしているから
いつも困った時は相談に乗ってくれるお兄ちゃんみたいな存在だ。
千秋「こっち座れ」
トントンと隣を指してたので、イチゴオレにストロー刺しながら隣にちょこんと座り千秋さんの顔をみる。
千秋「はぁ……っその顔、あんま他のやつにやんなよ?」
「なんで???」
と首を傾げると
千秋「か、かわ……。ぶ、ブスだから!!///」と
片手で私の頬をむぎゅーっと潰してくる。
千秋「じゃなくて……、るかのことなんだけど。」
「あぁ!るかね!楽しそうだし、そろそろ返すよ!
練習も合わせなきゃ今度大会あるでしょ!」
千秋「やっぱりな…。はぁ……、よく聞け?
るかがいた今までのチーム、みんな解散して新しいメンバーを監督が決めて再結成してるだろ?」
「あぁ、そーいえばそうかもね?それがどうしたの?」
千秋「これは多分、るかの性格の問題だろうと思う。さすがにコレをわざとやってるとは思えないが、るかはチームを乱す。というより、るかが入ったことでチームが崩れるんだ。
るかは勝ちに貪欲だ。勝てればいいんだ。」
「???
勝ちたいからやってるんでしょ??」
千秋「じゃあA。
Aは勝てればどんなチームでもいいんだな?
勝てれば凛や、圭太、ほかのメンバーじゃなくてもいいんだな?」
「え?それは違うよ?なーに言ってるんですか千秋さん!
このメンバーで勝ちたいから頑張るんじゃないですか!!」
千秋「るかは……そうなんだよ。」
私は千秋さんの悲しそうな顔をみて悟った。
あ、本当の事いってるんだなって。
千秋「るかは、勝ちに貪欲すぎて、相手を傷つけてしまう。俺のチームのメンバーにも言ったんだよ。
下手くそすぎてやる気にならない
ってな。
もちろん怒った。確かに仲良しこよしじゃあ上には行けない。だけどだから練習するんだって」
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honoca0322(プロフ) - めちゃくちゃ好きです🥰続きとても気になりました!更新大変だと思いますが頑張って下さい! (2022年7月1日 12時) (レス) @page46 id: 4dca9ed3fd (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - innoさん» ありがとうございます♪少しずつになりますが更新していきますねっ! (2020年6月2日 23時) (レス) id: e7e6ffd6e3 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 面白すぎる!!更新大変ですが頑張ってください。このあとの展開が楽しみすぎます (2020年6月1日 18時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作成日時:2020年5月30日 13時