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とんで…その日の夜。
※電話多め((
先生に電話かけてみようかな。番号だけ教えてもら
ったし、弟のことも言わないとな…
…………ｶﾞﾁｬ
『もしもし、花宮です。』
｢先生？｣
『あぁ、白羅か？』
｢はい｣
『どうした？』
｢土曜日、弟も連れてっていいですか｣
『かまわねぇよ。なぁ、真。………いいってよ』
｢真？弟さんって“花宮真”ですか？｣
『そうだ』
やっぱりか…悪童…
｢…先生、聞き流していいんで聞いてください。｣
『あぁ』
｢俺はただ好きなバスケをやりたかっただけなんで
す。普通にやりたかっただけなんです。それなの
に、見放されるし、傷つけてしまうし、楽しいなん
て思えなくなったんです。でも、律斗…弟だけはず
っと味方でいてくれたんです。でも、、俺の味方な
んてするから…｣
『するから？』
｢弟がいじめられるようになって…。ただでさえ、俺
たち兄弟は気味悪がられてたんです。火事で俺も弟
も火傷を負って傷が残って、それに両親ももういま
せん。誰にも言えないで1人で抱え込んで辛い思いを
させて…。それでも俺は何も出来なくて…。弟も好
きだったバスケはやらなくなったんです。俺は…俺
には、存在価値なんて…｣
俺は自分を下卑する言葉を並べていた。
俺の存在価値なんてない。いらないんだ。
と、言おうとした
『それ以上は言うな。自分をそんなふうに言うんじ
ゃねぇ。弟くんがお前のせいで苦しんでたんだろ？
じゃあ、これからお前がどうするかじゃねぇの？楽
に考えろよ。バスケは好きならやればいい。やりた
いだけやったらいいだろ。誰も止めねぇよ。』
｢俺はバスケはやっちゃだめなんです。弟を苦しめた
くないし、周りの人を傷つけなくないんです…｣
『じゃあ、お前はバスケを諦められるのか？』
この言葉は俺の中に低く響いた
バスケを…諦める…
そんなの…
｢…ぃ、いやだ、｣
｢…諦められる…わけなんて、ない！｣
気づいたら頬が濡れていた。
あぁ、俺、泣いてるのか。
『…ﾌｯ、それでいい。俺だってお前の味方だ。
いつでも頼れ。』
｢ありがとう…ございます…｣
『あ、土曜は動きやすい服装で来いよ』
｢え？…あ、はい｣
『ん。じゃあな。おやすみ。』
｢おやすみなさい｣
続きます
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aid(プロフ) - とってもおもしろいので、はやく続きが読みたいです!!! (2019年2月3日 13時) (
レス) id: a0ee256f0a (このIDを非表示/違反報告)
金木 研磨 - とても面白かった！更新待ってます！ (2018年4月23日 20時) (レス) id: 7233af45d6 (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - こんばんは〜、更新読みました！面白かったよ〜、続き楽しみに待ってます！ (2018年4月7日 21時) (レス) id: 65c987f4b5 (このIDを非表示/違反報告)
べっこう飴依存症 - こんばんは！始めてみたときとても面白いと感じました！更新頑張ってください(*^^*) (2018年4月5日 22時) (レス) id: 051f811fe1 (このIDを非表示/違反報告)
零 - すごく面白かったです！これからも更新頑張ってください！ (2018年4月5日 0時) (レス) id: 09905f0f4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琉逢 | 作成日時：2018年3月1日 23時
