No.47 ページ48
新開悠人side
「悠人くんは？」
ただいま俺の部屋で恋バナ中…。
「彼女とかいないの？」
悠人「Aちゃんはほんと鈍感…。」
「え？悠人くん、どういうこと？」
あなたが好きって…気づかないのか。
悠人「はぁ…。はい。飲み物。」
「ありがとう。」
でもAちゃんは勝手に彼氏つくっちゃうしさ。
少しぐらい相談してもいいのに。
悠人「彼女とかはいないけど…好きな人ならいる。」
「へぇ〜！やっぱり悠人くんの中学、可愛い子いっぱいいるもんね〜…。」
悠人「うちの中学じゃない。他校の子だから…。」
「ふ〜ん…そうなんだ…。」
鈍感にもほどがあるでしょう？
「悠人くんって、可愛い後輩になる予感がする…。早く箱根学園においで〜！」
Aちゃんにとって俺は、弟みたいな存在なんだろうな。
悠人「Aちゃん、俺のことどうおもってる？」
「え…？えっと…超可愛い後輩ちゃん！…的な？」
へぇ意外。
悠人「そうだ。入学したらほんとに一緒に登下校してくれるんでしょ？」
「うん？約束でしょ？」
悠人「彼氏の…黒田さん…？優先したりしない…？」
「あー…基本は悠人くんと登下校だから！」
基本は…？
ダメだ、もう我慢できない。
ぎゅっ…
「！？」
悠人「毎日って約束…だったはずでしょう？」
「あ…うん。そうだね…悠人く…。」
悠人「あんまり黒田さん黒田さんって言ったら、お口チャックするから。」
俺式の…方法でね。
「私には雪成がいるから…！」
悠人「冗談だよ？赤くなりすぎ。」
「とりあえず…離れよう…？誤解されちゃうよ。」
悠人「誰もいないじゃん…今だけ…。」
「ダメダメ！もっといい人がいるから！」
あなたよりいい人なんて…いませんよ？
ずっと…想ってきたんだから。
このくらい…いいでしょ？
頬に軽くキスをした。
「な…なんか甘くない…？今日の悠人くん。」
悠人「甘くしてるのはAちゃんでしょう？ほーら。」
チュ…
頬にキスじゃ…足りないけどさ…今は許してあげます。
「お礼…だよ。」
悠人「え？」
チュ…
俺の方にされるなんて…
悠人「マジすか…？」
「後輩ちゃんへの愛情表現だからねっ！」
来年がものすごく楽しみです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ショウキチ | 作成日時：2018年3月7日 23時
