No.40 ページ41
佐藤鍵音side
う〜ん…。
佐藤「なんで付き合わないの？」
「はい？」
佐藤「あんだけチャンスがあるのにさぁ…告白すればOKされると思うよ？」
「えっと…なんて言うか…今の距離も…すごく居心地が良くて…。今はその距離を楽しんでおきたいなって。」
佐藤「甘いわ。黒田くん、誰かにとられちゃうわよ？ファンも結構いるんだから。」
あとになって泣かれても困るし。
「…私は…今は彼の友達がいいの。」
佐藤「ふぅん…。まぁ、あんたがそうしたいなら、いいんじゃない？」
ほっといてもくっつくし。
佐藤「じゃ。また明日ね。」
部室を出て、廊下の角で誰かとぶつかった。
佐藤「った…ごめん。って…黒田くんか。」
黒田「露骨に残念そうな顔すんなって。」
私から見ても眩しい笑顔。
ま、男に興味はないから。
友達優先！
佐藤「ちょっと付き合ってよ。」
黒田「は？まぁ、暇だし、いいけど。」
黒田くんもAのこと好きなんだと思うんだけどな…。
佐藤「黒田くんって、Aのこと好きでしょ？」
黒田「あー、よく聞かれる。そこまで意識してなかったけど、最近は、意識してたり…まあ、そうだな。」
一番めんどくさい関係ね…。
佐藤「ほんと…早くくっついてよ…。」
黒田「もったいぶりてぇんだよ。こういうときは。」
恋愛はよくわからないけど…そういう気持ちになるのかな…。
うらやましいな…。
佐藤「さ、帰ろう。」
黒田「はいはい。」
これも青春のひとつかな…。
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こんにちは。
ついにNo.40！
鍵音ちゃん、出してあげたいな〜。
ということで！書きました！
関係ないけど明日、卒業式です！
春休みはたくさん更新したいと思います！
四月から中学生だぁぁぁ…！
教科増えてしまう…。
頑張りましょうね…。
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作者名：ショウキチ | 作成日時：2018年3月7日 23時
