No.19 ページ20
旅館に到着！
綺麗な景色〜！
佐藤「黒田くん、一人部屋悲しいだろうね。」
水野「あ、みんな合同部屋よ？」
黒成くんも…？
人生に一回だけの経験だと思う…。
黒田「いいのかよ。俺、別室じゃなくて。」
水野「いいから。わー、もうこんな時間。お風呂行こっか。」
五時半か。
水野「あしたは、東照宮！行かなくちゃ！」
水野さん、張り切ってるなぁ…。
「じゃあ、鍵音、水野さん。行こうか。」
黒田「じゃー、後でな。」
今の笑顔はずるい。
水野「ねぇ、二人はいる？好きな人。」
「え？」
佐藤「いない。男興味ないわ。」
水野「私ねー、黒田くんが好きなんだ〜。」
「黒成くんっ！？」
え、ライバルに…なるってこと…？
水野「二人は応援してくれるよねっ？」
これ、強制…？
鍵音も反応に困ってるし…。
「ふぅ…。私、そろそろ出るね。」
なんか…ちょっと嫌だなぁ…。
だって、美少女なんだもん。水野さん。
ライバルにもならないよ…。
浴衣って、めったに着ないから、新鮮。
部屋に戻る。
「黒成くん。」
黒田「早いな。ほら、見ろよ。星。」
「この時間に…？わぁっ…！きっ…綺麗…！」
黒田「お前、浴衣似合うんだな。」
「えっ…？」
黒田「見慣れないから、新鮮。」
「あっ…ありがとう。」
黒成くんも、すごく似合ってると思う…。
黒田「二泊三日、よろしくな。」
「こちらこそ！」
今は楽しむことが優先です！
「ずるい…。」
黒田「何が？」
「全部。」
黒田「？」
彼は鈍感だけど、この距離も、居心地がいいです。
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作者名：ショウキチ | 作成日時：2018年3月7日 23時
