オトナリサン【暗殺教室】 (ページ7)

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No.6 ページ7

「お邪魔しまーす……」

浅野「何があったらここまで遅くなるんだ？」

「怒っていらっしゃいますよね……？」

ひとりで帰るのがつまらなくて、寄り道したら道に迷って、不良に遭遇して、結局到着したのが8時になった……。

早口で簡単に説明した。

浅野「馬鹿か、方向音痴なんだから、寄り道なんて無理だろ」

「酷いよ！？」

浅野「はぁ……気を付けろ」

はーい……と返事をする。

理事長「遅かったね、夕食、オムライスでいいかな？」

「はい！オムライス大好きです！」

浅野「……で、どうやって帰ってきたんだ」

「え、不良を倒してくれた人が、駅まで送ってくれたから……凄かったよ、強くて……優しくて、あと、マイペースだった」

へぇ……、と興味なさそうに呟く姿は、見慣れている。

「赤髪の、うちの制服着てた人だった」

浅野「……！？」

「え、大丈夫？」

浅野「名前……は」

これって、言って良いの？

「赤羽業くん……だったかな」

浅野「赤羽……」

「え？知り合い？」

浅野「E組だぞ……、これからは近づくな」

……あ、これ言っちゃまずかった、と後悔した。