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No.4 ページ5
「お邪魔します」
理事長「いらっしゃい、長屋さん」
「堅いですね〜、相変わらず」
浅野「Aが緩すぎるんだ」
そうかも、と軽く受け流して、椅子に座る。
「鍋ですか？」
理事長「正解」
「やったっ！」
学秀が、子供みたいだな、と呟く。
「子供でしょ」
浅野「Aだけだぞ、そんなこと言ってるのは……」
えー、嘘だー……なんて会話が続く。
「最近、いつもひとりで夕食を食べてたから、こんなに、にぎやかなの、久しぶり」
理事長「お姉さん、相変わらずお仕事忙しいんだね」
「え、まぁ……そうですね、というか出張で……」
浅野「なら……お姉さんが帰ってくるまでは、家で夕食を食べるか……？」
へ……？、と変な声が出る。
「いや、理事長先生にも悪いし……」
理事長「全く構わないよ」
「い……いいんですか！？」
浅野「……というわけだ。帰ってくるまでは、いいぞ」
思わずうろたえる……。
「えーっと……じゃあ、よろしく……お願いします」
理事長「はい」
浅野「あぁ」
私を受け入れてくれる、優しい人たち……。
楽しい、時間を共に過ごせる人たち。
大切な、仲間であり、家族のような存在です。
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作者名：ショウキチ | 作成日時：2018年4月18日 21時
