オトナリサン【暗殺教室】 (ページ3)

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No.2 ページ3

浅野「遅くなって、悪いな」

「ほんとだよー！どれだけ待ったと思ってんのー、会議なんていらないでしょ。生徒会抜けようよ～？」

浅野「生徒会長に向かって良い度胸だな」

「はいはい。支配者ねー、だいぶキャラ変わったよね？浅野くん」

初対面の時に見せてくれた、無邪気な笑顔、ずっと見れてない。

少し、寂しかったりするんだけど。

浅野「Aもだいぶキャラ変わったと思うが……」

「私？」

浅野「もっと優しくて、素直で、言葉遣い綺麗だった気がする」

「それ、今は優しくなくて、ひねくれてて、言葉遣い汚いってことだよね」

浅野「おい、早口になってるぞ」

顔色ひとつ変えずに言われたって、困るんだけどなー……。

「そもそも、浅野くんが、変わったんじゃん」

浅野「順番など関係ない。それに、変わった気もしない」

鈍感だなーと、とりあえず返しておく。

浅野「鈍感とかの問題なのか？」

「あっ……」

今の……。

浅野「どうした？」

「今の笑顔、もう一回！」

浅野「馬鹿か」

「えー……？ダメ？」

浅野「全く可愛くないぞ、馬鹿」

冷たくても、口が悪くても、時に優しくて、素直で、無邪気な笑顔が、大好きだから。

……隣にいたい。