陸拾弐の怪【告白の木】 ページ20
リンゴーン
『寧々……キミはなんて勇敢でステキな女の子なんだ』
『日々のトイレ掃除、凶悪な怪異との対決…常人に成せることじゃない！』
『ご褒美のキスをあげよう』
『さぁ、目を閉じて…』
ね「アイちゃん…♡」
・
・
・
「フーン」
花「チューしてほしーの？」
ね「ちがああああああああぁぁぁぅ……」(ｶﾞﾀｯ
シーーン
ね「…す、すいません…」
『大丈夫？』
ね「だ、大丈夫…」
『？』
〜園芸実習中〜
ね「恥ずかしかった〜…」
寧々は1人そう呟いた
ね「(う〜……もう少しだったのに…花子くんのバカ！)」
夢の中でアイとキスをする……という所で花子の邪魔が入ったことを根に持っていた
ね「花子くんとアイちゃんに出会ってそろそろ1ヶ月かぁ、花子くんに関してはろくな目に遭ってないかも」
水道につき、持ってたジョウロに水を入れ始める
ね「(…いつ元の身体に戻れるのかなぁ、)」
「(ううん、悲観的になっちゃダメ！どうせ花子くんに逆らえないんだし…前向きに……)」
「(そうよ、いいこともあったじゃない！)」
「(可愛いもっけちゃんと知り合えたし)」
「(葵を助けられたし、)」
「(アイちゃんとの関係も深くなってきてるし)」
その時、寧々の頭に浮かんできたのは花子にキスをされたあの日のことだった
ね「っだあああああああからそれは、いいことじゃなーーーい！！」(ドバババ
突然大声を出した寧々に視線を向ける他の生徒たち
ね「(花子くんのせいよっ、こっちはチ…チューなんてされるの初めてなのよ)」
「(どうして急にチューなんて…)」
もんもんと考えてた寧々の頭に1つの考えが浮かんだ
ね「(ハッ)まさか！」
「(アイちゃんが好きなんじゃなくて、私を好きなんじゃ……？)」
「(……いやいや、そんなわけないわよ。だって花子くんの態度で分かるもの)」
アイちゃんを見る優しい目だったり、アイちゃんに微笑まれた時に顔を赤くしたり、アイちゃんにくっつきたがったり……
ね「(でも……だとしたら
またしてももんもんと考え出す寧々
そんな時
葵「ねーねちゃん、百面相してどうしたの？」
ね「葵！聞いて！」(ばっ
葵「？」
寧々に話しかけてきた葵に、相談に乗ってもらうべく寧々は話し出した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 168人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (8月27日 23時) (
レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 次回の更新楽しみです！！ (8月14日 0時) (レス) id: a3128229fd (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (8月14日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - Rinさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！(*´▽｀*)下書きが終わり次第すぐに更新したいと思いますのでお待ちください！ (8月13日 15時) (レス) id: a145c4e50f (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - めっちゃ良かったです 更新楽しみです!! (8月1日 23時) (レス) id: a3128229fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：十字架 | 作成日時：2022年4月4日 3時
