嫌われ王子の深層 ページ7
『いてて……ちょ、レオナ………せんぱ、』
顔を思いっきりレオナ先輩の胸板にぶつけ、抗議しようと上を向いた処で後頭部を片手で捕まれ、其の儘固定された
グイッとレオナ先輩の顔が近づき、僕の耳元で
レオ「……今まで溜めてきた分、たぁーぷり潤してもらおうか？俺のオアシス？」
『！？！？』
艶やかで、色気を孕んだ声で囁かれた
ねっとりとした其の声に
『なっ！なっっ！！////』
両耳を塞ぎ、顔に熱が集まる
レオ「フハッ、こーゆーことも知らないような草食動物のお嬢さんに、俺の相手が努まるのか？」
クツクツと小馬鹿にした様な、でも楽しそうな声が聞こえた
キッとレオナ先輩の方に睨みをきかせて
『努めてみせますとも！馬鹿にしないで下さい！』
スッと立ち上がり、服を直す
『ほら、立ってください！帰りますよ！』
レオ「自分で…って、おい！」
今度は、僕がレオナ先輩の手を引っ張り、立たせる
『さぁ、帰りましょう』
──王の……貴方の帰りを待ってくれてる人達の元へ
レオ「……へーへー」
そう返したレオナ先輩は、ゆっくりと歩き出した
其の隣に並んで、僕も歩き出す
「よかったね、レオナ。」
後ろから声が聞こえた
後ろを見ると、小さいライオンの獣人……過去のレオナ先輩がいた
レオ「……あぁ」
「もう、離しちゃダメだよ」
レオ「ハッ、俺が逃がすとでも？……お前が一番知ってんだろ」
「……そうだね」
レオナ先輩とそんな話をした後、過去のレオナ先輩が僕の方を向いた
「どうか、
リドル先輩の時のように、レオナ先輩の時もそう云われるなんて
『……勿論！』(ﾆｺｯ
過去のレオナ先輩に、そう笑顔で返した
過去のレオナ先輩も、ニコッと笑い返してくれた
其の直後、光が僕達を包み込んだ
「あなたに会えてよかった。おねーさん」
意識を失う前、過去のレオナ先輩がそう云っていた気がした
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ミラゴロ(プロフ) - 今確認しました。ありがとうございます!これからも頑張ってください!! (2020年10月1日 19時) (
レス) id: 11c55e5754 (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - ミラゴロさん» コメントありがとうございます！！頑張りますね！(*`･ω･)ゞフォロバ致しました！確認お願いします！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
ミラゴロ(プロフ) - この小説とても面白いです!これからも頑張ってください!後、Twitterフォローしますね (2020年10月1日 13時) (レス) id: 11c55e5754 (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます！とても嬉しい言葉、ありがとうございます！(*´ω｀*)そこまで言っていただけるなら作ったかいがありました！応援ありがとうございます！はい！頑張りますね！(*･ω･)ゞ (2020年9月3日 20時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - コメント失礼します！この作品にどハマりしてしまい一気に読んでしまいました(笑)！心の底から本当にこの作品に出会えて良かったっと思っております！これからも応援しています！頑張ってください！ (2020年9月3日 15時) (レス) id: 67fc31259c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十字架 | 作成日時：2020年8月22日 17時
