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しかし、Aは三代目様に、自分のために時間を取らせるのは申し訳ないと思い悩んでいた。
だから、何か良い方法が無いかとオレに相談しに来たわけだ。
里の者全員を家族のようだと仰ってくださった三代目様。
Aが話したいと言って、それを断わるような方ではないことは明確だった。
そのことをAに伝えると「そうですよね!じゃあ…お会いしに行ってきます!」と言いながらも緊張した表情を浮かべていた。
だからつい、オレも付き添って火影室を訪ねることにした。
火影室に入ると偶然にも木ノ葉丸くんがいて、三代目様に「勝負だコレ!」と叫んだタイミングだった。
その後、Aは木ノ葉丸くんに直接マフラーを渡すことができた。
三代目様も喜ばれていたし、木ノ葉丸くんなんて、その時間だけでAのことを慕ってくっついては離れなくなっちゃって。
見ていてほのぼのしたよ。
付き添って良かった。
A「イルカ先生。明日はナルトくんと年越しラーメンなんですよね」
イルカ「…あぁ!ナルトから聞いたのか?」
A「はい!年越しラーメンってユニークで良いですね」
イルカ「Aも来るか?奢ってやるぞ」
A「行きたいです!でも、私は日向家で年越しにしんそばを食べるのですみません」
イルカ「いや、それなら良かったよ」
A「もし良ければサスケくん誘ってあげてください!明日の朝からお昼まで私はサスケくんと一緒にいるんですけど、夕方から1月2日までは日向家にお世話になるのでその間が心配で…って保護者みたいですね!私!」
イルカ「あぁ。誘ってみるよ。確かにAはサスケのお姉さんかお母さんみたいだな。でも、それを本人に言うと怒るだろうから気をつけるんだぞ」
A「はい!サスケくんは絶対拗ねますもんね…あ、着いちゃった」
たわいのない話をしていると、Aの家の前まで来ていた。
イルカ「今日はいい日を過ごせたよ。ありがとうな…じゃあ」
A「ちょっと待ってください!」
イルカ「え?」
Aは急に慌て出し、リュックを地面に下ろすと、チャックを開けてガサゴソと中を漁りだした。
抜き取ったのは青い封筒。
木ノ葉丸くんにあげた紙袋のリボンやマフラーとはまた違った青色。
んー、例えると…あぁ!オレのつけている額当ての布に近い色!
下手くそな例えだな…オレ…。
両手で封筒の端を持ち、オレの方へ差し出すA。
A「イルカ先生にプレゼントです!」
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我愛羅の花嫁 - まだですか!? (2020年7月23日 19時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - ありがとうございます!歌は木の葉丸ちゃんと皆んなに聞いて欲しいです!注文が多くて一々面倒臭いヤツですみません!!!!!!!! (2020年7月19日 13時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅さん花嫁 - 更新待ってます!!!!!!!!!!!!!! (2020年7月17日 22時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - シカマル大大大好きなので出して貰えて嬉しいです!第七班との話もよろしくお願いします! (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
我愛羅の花嫁 - 続き待ってます! (2020年7月7日 23時) (レス) id: 5170820185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音 | 作成日時:2018年12月30日 7時